データエンジニアリング

次世代のデータエンジニアリング:構築方法を変革するダイナミックテーブルとその他5つの機能

データエンジニアの役割は、大きな変革期を迎えています。単にデータをA地点からB地点へ移動させるスクリプトを書くという枠を大きく超え、今日のデータエンジニアはフルスタックビルダーになりつつあります。これらのビルダーは、複雑なDevOpsワークフローやセマンティックモデリングと、大規模なスケールのバランスを取る役割を担っています。このようなスキルセットの進化に伴い、宣言型プログラミングへの明確なシフトが起きています。エンジニアはもはや、脆弱で段階的な命令型の手順を管理するために何時間も費やすことはありません。代わりに、データの望ましい状態を定義し、それを「どのように」実現するかは基盤となるプラットフォームに判断させるようになっています。

ダイナミックテーブルからセマンティックビュー、Cortex Codeに至るまで、Snowflakeは従来のデータエンジニアリングのワークフローにかかる時間を数日から数分へと短縮しています。少ないリソースで多くのことをこなす時代は終わりました。これからは、より多くのリソースでより多くのことを実現する時代です。次世代ツールの導入により、データエンジニアはインフラストラクチャのプロビジョニング、ばらばらなツールの管理、手作業によるコーディングについて悩む必要がなくなりました。AIエージェントにコンテキストを提供するためのメトリクスとビジネス要件を一元的に定義することで、レイクハウスデータ上でAIソリューションを提供できるようになります。

データエンジニアリングの生産性を次のレベルへと引き上げる、6つの機能をご紹介します。

Snowflakeでの構築を高速化:Cortex Code

データエンジニアは、Cortex Codeのシンプルなプロンプトを使用して、実稼働環境レベルのパイプラインを構築できます。Cortex Codeにより、あらゆるタイプのデータエンジニアやアナリストにとって、Snowflake上での構築が容易になります。タスクの複雑さを軽減し、構築時間を短縮するため、最も経験豊富なデータエンジニアにとっても生産性を大きく高める存在となります。データエンジニアは、ゼロからパイプラインを作成したり、Snowflakeへコードを移行したりできます。また、オブザーバビリティ、トラブルシューティング、デバッグを向上させることも可能です。総じて、AIを生産性を高める増幅器として活用し、エンドツーエンドのパイプライン提供を加速できます。

自律型パイプライン:ダイナミックテーブル

長年にわたり、増分処理の管理は複雑なロジックとスケジューリングを伴う手作業であり、悩みの種でした。ダイナミックテーブルにより、データエンジニア、プラットフォームチーム、さらにはアナリストも、SQLクエリを提供するだけで済むようになりました。増分更新とオーケストレーションは、Snowflakeが自動化します。

Snowflakeダイナミックテーブルにより、ビジネスユニットへのデータ提供の効率が向上
Travelpassはダイナミックテーブルを使用し、複雑な手作業によるコーディングから脱却しています。宣言型アプローチを採用することで、同社はデータパイプラインを簡素化しました。これにより、リアルタイムのデータフローを維持するために必要なエンジニアリングの工数が大幅に削減され、効率が350%向上しました。

開発のスケール化:dbt Projects on Snowflake

dbtは長らくデータ変換の業界標準でしたが、現在では組織がこのOSSをSnowflake上でネイティブに実行できるようになりました。dbtプロジェクトをSnowflakeのインフラストラクチャ上で直接実行することで、dbtやオーケストレーションのためのインフラストラクチャ管理の負担を軽減できます。

dbt Projects on Snowflakeは、バージョン管理、テスト、ドキュメント化がデータと共存する統合されたエクスペリエンスを提供します。これにより、チームはデータ変換をソフトウェアコードのように扱うことができるようになります。開発から本番環境への移行は、スムーズかつセキュアで、高度にスケーラブルなものになります。

dbt Projects on Snowflakeはデータエンジニアリングのゲームチェンジャー
Data SuperheroesのKeith Belanger氏とJan Láznička氏が、Behind the Capeのこのエピソードで、dbtプロジェクトがデータエンジニアリングの実践をどのように変えるかについて説明しています。

オーケストレーションの簡素化:Snowflakeのタスク

タスクを使用すると、任意のSQLステートメントやストアドプロシージャを、特定の時間間隔や特定のイベントに応じて実行するようにスケジュールできます。

有向非巡回グラフ(DAG)構造を活用することで、タスクで複雑な複数ステップのワークフローをSnowflake内で直接構築できます。これにより、多くのユースケースにおいて高価なサードパーティのオーケストレーターが不要になります。ロジックをデータに近い場所に維持し、アーキテクチャの複雑さを大幅に軽減できます。

Snowflake上でネイティブにパイプラインをオーケストレーションする
SnowflakeのフィールドCTOであるJeremiah Hansenが、Snowflakeのタスクをdbtプロジェクトの変換と組み合わせることで、パイプライン全体をネイティブに処理する方法について説明します。外部のオーケストレーターを管理する必要はありません。

データ品質の向上:データメトリクス関数

信頼がなければ自動化は意味を成しません。そこでデータメトリクス関数(DMF)の出番です。従来、データ品質は後回しにされ、急いで書かれた「健全性チェック」スクリプトの集まりにすぎないことがよくありました。DMFは、データの健全性(鮮度、一意性、null数など)を自動的に測定する宣言型の方法を提供します。

すべてのテーブルに対してカスタムの検証スクリプトを作成する代わりに、品質メトリクスをテーブルのメタデータの一部として定義できるようになりました。これらのビルトインでユーザーが有効化できるオブザーバビリティ機能により、データがビジネス基準を満たしていない場合、システムは即座にフラグを立てることができます。これにより、データの問題が下流のアプリケーションやユーザーに到達する前に、問題を捉えることが可能になります。

DMFを使用してデータの品質を評価する
Augusto Rosa氏が、DMFを使用してデータの状態と整合性を監視する方法について説明します。鮮度や、重複やnullといった特定の値を特定する件数など、重要なメトリクスを測定します。

ビジネスロジック:セマンティックビュー

最後に、セマンティックビューの台頭により、エンジニアリング部門と経営陣の間に昔から存在する「定義のギャップ」が解消されつつあります。従来、ビジネスロジックはさまざまなBIツールに分散していたため、同じ質問(「私たちのチャーン率はどのくらいか」など)に対して異なる回答が返されるという事態を招いていました。

このロジックをセマンティックレイヤー(具体的にはセマンティックビュー)に移行することで、データエンジニアはビジネス定義を一度だけコード化すれば済むようになります。ユーザーがダッシュボード、スプレッドシート、AI駆動のチャットインターフェイスのいずれを見ていても、すべて同じ単一の信頼できる情報源からデータを取得します。これにより、データウェアハウスは単なるテーブルの集合体から、ビジネスですぐに活用できるナレッジベースへと変貌します。

AIを活用して数分で完了するセマンティックモデリング
eSentire、HiBob、Simon AI、VTSなどの組織がSemantic View Autopilotを使用して、AIエージェントが同じ信頼できるビジネスメトリクスに基づいて動作することを保証しつつ、セマンティックモデルの作成時間を数日から数分へと短縮している方法について、詳細をご覧ください

これらの機能がもたらす影響は、チームにとって単なる段階的なアップデートにとどまりません。より自動化され、信頼性が高く、ビジネスに沿ったデータ戦略への根本的なシフトを意味します。

Snowflakeでのデータエンジニアリングの詳細については、The New Essential Guide to Data Engineeringをダウンロードしてご確認ください。また、4月22日開催のバーチャルイベントSnowflake Connect:Building Transformation Pipelines for AI-ready Dataにご登録ください。それまでの間、最近開催されたバーチャルハンズオンラボAutonomous SQL pipelines for AI agentsもオンデマンドでご視聴いただけます。

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