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データの可視化:メリット、技術、業界の事例

データ可視化のメリット、代表的な技術、データドリブンな意思決定とコミュニケーションの改善に関する実際の例を紹介します。

  • 概要
  • データ可視化の価値
  • データ可視化の代表的な技術
  • データ可視化の用途
  • アナリティクスにSnowflakeを使用しているお客様の事例
  • アナリティクスの関連リソース

概要

データの可視化とは、データの理解と解釈を容易にするために、複雑なデータセットを視覚的なストーリーに変換することです。この記事では、データ可視化の主なメリットと、インサイトを伝えるのに役立つデータ可視化の代表的な技術について説明します。また、データドリブンなストーリーテリングによって意思決定と組織間のコミュニケーションを改善した事例を業界別に4つ紹介します。

データ可視化の価値

データの可視化では、視覚情報を理解する人間の能力を利用します。データを視覚的な形式で提示することは、今日のチームに複数のメリットをもたらします。
 

複雑なデータインサイトを容易に伝える

データの可視化により、ステークホルダーはデータから効率的に結論を導き出せるようになります。データ可視化ツールは、ユーザーの関心を引く方法で複雑なデータを提示し、インタラクティブなデータ探索を促します。ユーザーは情報のフィルタリング、並べ替え、分析を実行して、重要なビジネス上の疑問に対する答えを導き出せます。
 

隠れたトレンドとパターンの発見

データが視覚的な形式で表示されることで、ユーザーは大規模で複雑なデータセットの中から、通常のデータ形式では見逃してしまうような重要なトレンドやパターンを発見できます。散布図やネットワーク図などのデータ可視化では、データ間のつながりが図示されるため、意思決定者は、未加工の形式ではわかりにくい、データセット内のパターンや関係を特定できます。
 

データアクセシビリティの向上

データの可視化はデータを民主化し、その価値を最大限に活用できる立場にある人々の手に、データドリブンなインサイトをもたらします。データを視覚的な形式で表現することで、データサイエンスの経験がない人でもデータの可能性を最大限に引き出すことができます。データ可視化アプリケーションのメニューには、フィルタリング、ドリルダウン、インタラクティブな探索などの直感的な機能が用意されています。ユーザーは最も関連性の高いデータに迅速にアクセスして分析できるため、データに対して適切な質問を投じ、ニーズに最も関連する回答を得ることができます。
 

コラボレーションとナレッジ共有の強化

データの可視化は、チーム間のコラボレーションとナレッジトランスファーに新たな機会をもたらします。視覚的なデータは言語や文化の壁を越えるため、グローバルな組織は、多様な経験や知識を持つ人たちが協力して困難なビジネス上の課題を解決する状況で相乗効果を期待できます。さらに、インタラクティブなデータ可視化ダッシュボードはデータドリブンな意思決定の文化を醸成するため、チームは共同で簡単にデータを分析、解釈できるようになります。
 

高度な意思決定支援

データの可視化は価値実現までの時間を短縮します。主要な意思決定者は、分析中に明らかになったパターン、トレンド、関係性を迅速に理解して対応できるようになります。インタラクティブな可視化により、ユーザーは質問や仮説の検証を行い、データが語るストーリーについて包括的に理解を深めることができます。

データ可視化の代表的な技術

意思決定者は、さまざまなデータ可視化技術を使用して複雑なデータをより有効に活用できます。ここでは、チームがデータを可視化するために使用できるオプションをいくつか紹介します。
 

ヒートマップ

ヒートマップは熱画像に似ています。しかし、データ可視化のヒートマップは、熱が集中している場所を強調するのではなく、行動の集中度を特定するために役立ちます。ヒートマップは、暖色から寒色へのグラデーションで示され、ウェブサイトでの消費者行動の把握など、さまざまな目的に使用できます。
 

散布図

散布図は、データポイントをx軸とy軸の間にマッピングし、2つの数値変数の関係を視覚的に示すために使用されます。このデータ可視化手法は、2つの変数間の関係を分析できるため、相関関係の特定によく利用されます。散布図は、債券価格と金利の関係などの金融データの可視化によく使用されます。
 

ヒストグラム

ヒストグラムは、頻度分布をプロットし、セット内の各値の出現頻度を視覚的に示すために使用されます。データアナリティクスアプリケーションでは、大規模データセットのパターンや特性を理解するのに役立ちます。このデータ可視化技術を使用することで、サプライチェーン管理者は納期や在庫レベルの変動を追跡できます。 
 

テーブル

テーブルは、ヘッダー、行、列で整理されたデータを含む、従来のスプレッドシートビューです。データを表形式で整理することは、月次売上高の表示といったユースケースに適しています。しかし、テーブルはスケーリングが困難で、ここで説明する他のデータ可視化技術のような視覚的な要素はありません。
 

円グラフ

円グラフは、その名前のとおり、データを円形のグラフで表示します。データの各スライスは全体に占める割合を表します。円グラフは、部分と全体の関係を示すのに役立ちます。たとえば、総収益に対する個々の製品の割合を示すなど、表形式のデータの可視化によく使用されます。

データ可視化の用途

データの可視化は、さまざまな業界で活用されています。ビッグデータ分析の重要性が高まるにつれて、明らかになったパターン、トレンド、インサイトを効果的に伝える必要性も増しています。 
 

ビジネスインテリジェンス

ビジネスインテリジェンスツールは、データアナリティクス、データマイニング、データ可視化の機能を組み合わせ、意思決定の改善に役立つ実用的な情報を提供します。多くのデータ可視化ツールはインタラクティブな特性を備えているため、複数のソースからのデータを可視化できます。たとえば、在庫レベル、販売収益、マーケティングキャンペーンのパフォーマンスなど、より多くのビジネスメトリクスを、ダッシュボードやレポートを作成して視覚的に表すことができます。
 

製造

製造業はデータリッチな業界です。データの可視化は、機械に取り付けられたセンサー、生産ライン、サプライヤーからの膨大なデータストリーミングを把握するのに役立ちます。データ可視化ツールによって、操作しやすいダッシュボードやチャートにデータを表示することで、生産の最適化やサプライヤー管理に必要なリアルタイムのインサイトを得られます。データ可視化技術を使用すると、ボトルネックの迅速な特定、品質管理の問題の根本原因の解明、生産目標への進捗追跡が可能になります。
 

ヘルスケア

ヘルスケア業界において、データの可視化はマクロレベルと個々の患者レベルの両方で重要な役割を果たします。マクロレベルでは、ソーシャルネットワークグラフなどのデータ可視化技術が役立ちます。医療従事者や公衆衛生当局は、病気の発生が地域社会にどのように広がるかについて理解を深め、見過ごされがちなトレンドやパターンを発見することができます。データの可視化は、血圧、脈拍、心拍数などの患者のバイタルサインのモニタリングにも使用されます。この情報を視覚的な形式で表示することで、医療従事者は時間的制約のある治療判断と有効性評価をより簡単に行えるようになります。
 

スポーツアナリティクス

スポーツチームやメディア組織は、エンゲージメントの向上に関してデータの可視化に大きく依存しています。これにより、テーブルフォーマットで表示される統計ではサポートできない深いレベルでファンとつながることができます。生データをインタラクティブなインフォグラフィックやアニメーションに織り込むことで、各選手やチームの達成事項と課題を強調し、ファンの興味を引くストーリーを作成できます。