Snowflake、金融サービス業界でデータを駆使した顧客中心のイノベーションを加速させる金融サービスデータクラウドを提供開始

 ※本報道資料は米国スノーフレイク社が 9 月 14 日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。 

スノーフレイク、金融データクラウドの提供を開始 

金融機関におけるデータを駆使した顧客中心のイノベーションを支援

  • 金融データクラウドは最高水準のセキュリティとガバナンスによってコンプライアンスを確保しながら、 革新的で顧客中心の製品を開発し、新しい収益源を創出 
  • スノーフレイクが金融サービス業界のお客様から得ている製品収益は、前年比 100%増加* ● Fortune 500 に名を連ねる金融サービス企業の約 57%が Snowflake を利用** 

データクラウドを提供するスノーフレイク(ニューヨーク証券取引所:SNOW)は本日、金融データクラウ ドを発表しました。これは、金融業界向けに設計された Snowflake のプラットフォームガバナンス機能、 Snowflake とパートナーのソリューション、業界に必須なデータセットを統合したフレームワークであり、金 融サービス企業はこれを利用することでデータの利用方法を一新して、事業の成長を促進し、カスタマー エクスペリエンスを向上させることができます。 

お客様の期待が高まり、規制要件が厳格化され、データ量が増加するなか、Snowflake のデータクラウ ドは企業がリスクを抑えながら売上拡大とイノベーションを加速できるよう支援します。銀行、保険、フィン テック、投資管理といった金融サービス事業のお客様は、Snowflake の金融サービスデータクラウドを利 用して、顧客中心の新しい製品やサービスの立ち上げ、未来のフィンテックプラットフォームの構築、規制・ コンプライアンスの徹底に取り組むことができます。Allianz、AXA、BlackRock、Capital One、NYSE、 Refinitiv、Square、State Street、Western Union、Wise といった業界をリードするお客様が、金 融サービスクラウドをすでに利用しています。 

Western Union社の最高データ責任者(CDO)、トム・マッツァフェロー(Tom Mazzaferro)氏は、 次のように述べています。「世界中にお客様を抱える信頼あるグローバルブランドとして、当社は常に、現 在と未来のお客様が必要とするものにフォーカスし、そのニーズを上回るイノベーションを起こし続けています。 業界向けに設計された金融データクラウドの機能と、Snowflake プラットフォームの最高クラスのデータセ キュリティとガバナンスは、Western Union のテクノロジー最新化プログラムと、世界中で暮らす何百万 人もの人々をつなぐ新しいエコシステムを構築するという当社のビジョンの鍵となります」 

Snowflake のプラットフォームガバナンス機能は、今日の金融サービス企業の極めて厳しい要求に応えら れるよう設計されています。 

金融データクラウドは、お客様に次のメリットを提供します。

  • 複数のパブリッククラウドへのプライベート接続、Bring Your Own Key(BYOK)による強力 な暗号化、機密データの分類と匿名化、サードパーティのトークン化プロバイダーとの統合など、 SOX 法の標準に準拠した Snowflake の強力なセキュリティ機能とガバナンス機能により、規 制要件を効率的に満たしながら、企業全体でデータを共同活用することができます。 
  • 複数のパブリッククラウド間で安全にデータを共有でき、マルチテナント環境からバーチャルプライベ ート Snowflake(VPS)環境へのデータシェアリングも今後リリースされます。 
  • EDM Council が提唱する新しい金融業界標準であるクラウドデータマネジメント能力 (CDMC:Cloud Data Management Capabilities)について KPMG によるアセスメントを 受け、初めて合格した企業である Snowflake を活用することができます。 

金融データクラウドにおいて、スノーフレイクはパートナーが提供するソリューションも発表しました。 以下のエンドツーエンドソリューションは、Snowflake 独自のグローバルなクロスクラウドデータシェアリング 機能を利用して、金融サービスエコシステムに携わるお客様をつなげます。  

  • Alation 社のデータカタログと新しいデータガバナンスアプリは、データガバナンスを推進し、金融サ ービスデータクラウド上でのデータ管理の透明性を高めます。
  • 金融サービス業界専用のデータ管理およびアナリティクスサービスである Amazon FinSpace に より、アナリストは Snowflake 上にあるデータにアクセスすることができます。
  • BlackRock 社は、Snowflake のプラットフォームを利用した Aladdin Data Cloud の提供を 開始しました。このソリューションにより、投資運用会社はデータの利用を拡大することができま す。 
  • Cognizant 社の Quick Start Third Party Insurance Data Exchange Solution を 利用することで、保険会社はポリシーと請求データをサードパーティデータおよび Snowflake デ ータマーケットプレイスで得られるデータの両方と統合し、リスク評価の改善と引受業務の効率化 を図ることができます。 
  • Dataiku 社は、AI/ML(機械学習)に注力しているお客様向けに Snowflake とシームレス に統合し、トレーニングモデルを Snowflake 内で直接使用できるようにしています。  ● Deloitte 社の金融サービス企業向け HUX は、Snowflake を利用した 360 度の顧客獲得 ソリューションをリテールバンクに提供します。
  • EY Comply は、EY 社が Snowflake 上に構築し管理している資産管理規制レポートサービ スです。
  • EY ESG Arena は、Snowflake 上に構築された EY 社の環境および社会ガバナンスデータ 正規化プラットフォームです。
  • Snowflake を利用した State Street 社の AlphaSM Data Platform は、統制された安全 なデータアクセスによって投資管理会社や資産管理会社が迅速に知見を獲得するために役立 ちます。

スノーフレイクはさらに、はソリューションアクセラレーターを発表しました。これは、お客様が短期間で価値を

生み出せるよう設計されたリソースであり、オープンなデータモデル、ソリューションリファレンスアーキテクチャ、 関連する専門サービスが含まれています。 

金融データクラウドには、以下の目的で業界パートナーやデータプロバイダーが提供するデータセット も含まれており、Snowflake を通じてネイティブにアクセスすることができます。 

  • お客様同士のコラボレーションをサポートします。これにより業界の企業は、ライブデータを利用し てパートナーと安全にコラボレーションし、データ複製プロセスやファイル受渡しといった旧来のプロ セスを排除することができます。 
  • Snowflake データマーケットプレイスを介して、Acxiom 社、S&P Global 社、FactSet 社を 筆頭とする金融業界有数の伝統あるデータプロバイダーや同等の企業が絶え間なく提供する膨 大なデータに、アクセスし、利用することができます。

スノーフレイクのバイスプレジデント兼金融サービス担当グローバル責任者、マット・グリックマン(Matt  Glickman)は、次のように述べています。「Financial Services Data Cloud を利用することで、業 界のリーダーは未来志向の製品による新たな収益源を生み出し、新しいデータエコノミー全体でコラボレー ションして競争上の優位性を確保しながら、継続的にセキュリティとガバナンスの標準を順守することができ ます。Fortune 500 に名を連ねる金融サービス企業の半数以上が Snowflake を利用していることから も**、お客様がデータクラウドに傾倒していることは明らかです。金融サービスデータクラウドの機能とコンテ ンツエコシステムは、お客様が金融サービスをさらに未来へ進めるために役立ちます。」 

金融データクラウドの概要は、こちらをご確認ください。 

◆ フィナンシャルサービス データサミット(Japan)のご案内 

スノーフレイクは、来る 10 月 14 日、金融サービスに特化したイベント「フィナンシャルサービス データサミッ ト(Japan)」をオンライン開催します。 

同イベントは「データが生み出す新たな価値」をテーマに、金融サービスのスペシャリストや国内外のスノー フレイクエクゼクティブによるプレゼンテーション、分科会セッション、業界コンテンツなどを通じ、金融業界に おける Snowflake データクラウドの活用について包括的にご紹介します。 

フィナンシャルサービス データサミットに関する詳細は、こちらよりご覧いただけます。 https://www.snowflake.com/financial-services-data-summit/japan/#register 取材に関するお問い合わせは、こちらまでお知らせください。 

* 2021 年 7 月 31 日までの 3 か月間の製品収益に基づきます。 

** 2021 年 7 月 31 日時点。2021 年の Fortune 500 リストに基づきます。Fortune 500 に名を 連ねる弊社のお客様の数は、Fortune 誌が行う Fortune 500 リストの年次更新、買収、合併、分割、 お客様に関わるその他の市場活動によって変動します。 

将来の見通しに関する記述について 

このプレスリリースには、明示または黙示を問わず、Snowflake が開発中の製品、サービス、テクノロジー についての言及など、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述 は、さまざまなリスク、不確実性、前提に左右されます。これには、Snowflake が証券取引委員会に提 出した 2021 年 7 月 31 日までの会計四半期に関する Forum 10-Q(四半期レポート)内の「リス ク要因」などのセグメントに記載されているリスク、不確実性、前提が含まれます。これらのリスク、不確実 性、前提を考慮すると、将来の見通しに関する記述において予想または暗示されている結果と比較して、 

実際には大きく異なる結果や反対の結果に至る可能性があります。 そのため、将来の見通しに関するい かなる記述も、未来の出来事についての予測として利用してはなりません。 

Snowflake について 

Snowflake は、Snowflake のデータクラウドを用い、あらゆる組織が自らのデータを活用できるようにし ます。お客様には、データクラウドを利用してサイロ化されたデータを統合し、データを発見してセキュアに共 有し、多様な分析ワークロードを実行していただけます。データやユーザーがどこに存在するかに関係なく、 Snowflake は複数のクラウドと地域にまたがり単一のデータ体験を提供します。多くの業界から何千もの お客様(2021 年 7 月 31 日時点で、2021 年 Fortune 500 社のうちの 212 社を含む)が、 Snowflake データクラウドを自社のビジネスの向上のために活用しています。詳しくは snowflake.com をご覧ください。 

 

<本件に関するお問い合わせ>
Snowflake株式会社
マーケティング本部 中島悠希 [email protected]