Snowflake、LLMとMLの可観測性をAIデータクラウドにもたらすTruEra AI可観測性プラットフォームの買収に合意
ほとんどの企業にとって、エンタープライズAIユースケースの実稼働化の促進は、取締役会レベルの優先事項となっています。しかし、現在のAIの重要な課題の1つは、これらのユースケースを実稼働で使用できるようにし、本番で高いレベルのパフォーマンスを継続することです。企業は、正確で信頼性が高く、価値のある結果を保証するだけでなく、偏見、幻覚、毒性などの重要な問題に対処し、軽減しなければなりません 。AIが信頼性とパフォーマンスを兼ね備えていることを実証できるかどうかが、AIの導入と継続的なビジネス価値を提供する能力の鍵となります。
Snowflakeでは、生成AIとエンドツーエンドの機械学習機能に大規模な投資を行い、お客様がデータの価値を最大化するインパクトの強いAIユースケースを構築、展開できるよう支援しています。特に、フルマネージド型生成AIサービスであるSnowflake Cortex AIと、予測モデルのトレーニング、展開、実行のための機能セットであるSnowflake MLについては、いくつかの進化を遂げました。
この度、Snowflakeは、開発と本番の両方のライフサイクル全体にわたってモデルとアプリを評価、モニタリング、デバッグすることにより、組織がAIの品質と信頼性を高めるのに役立つ、より深い機能を提供することを可能にする新たな補完的投資を発表いたします。
Snowflakeは、LLMアプリとMLモデルを本番環境で評価および監視するためのトップクラスの機能を提供するTruEra AI可観測性プラットフォームの買収に関する最終契約を締結しました。
TruEraのテクノロジーは、LLMアプリの入力、出力、中間結果の品質評価に役立ちます。これにより、質問応答、要約、検索拡張生成ベースアプリケーション(RAGアプリ)、エージェントベースアプリケーションなど、さまざまなユースケースの実験評価が高速化されます。また、TruEraのテクノロジーは、モデルメトリクスの異常を明らかにし、迅速なデバッグのための特定の根本原因分析を行うことで、MLモデルのパフォーマンスと精度を改善するための詳細で実用的なインサイトを提供します。
また、TruEra AIの可観測性は、幻覚、偏見、毒性などのLLMおよびAIのリスクを特定して迅速に問題に対処し、組織がAI規制を遵守することを示すのに役立ちます。
TruEraの機能は、私たちがすでにAIデータクラウドで提供しているAIおよびMLデータガバナンス機能を補完します。Snowflakeは、モデルの補足やトレーニングに使用するデータの精度と信頼性を確保するための緊密に統合された機能を提供します。TruEraが開発した可観測性技術は、AIに関するストーリーを補完し、まとめます。
また、モデルの可観測性と説明性に関する深い専門知識を持つ、TruEraの有能なエンジニアやエグゼクティブが多数参加します。TruEraの3人の共同設立者も含まれます。社長兼最高サイエンティストのAnupam Datta氏、最高テクノロジー責任者のShayak Sen氏、CEOのWill Uppington氏です。
今後、TruEraチームと協力し、AIとLLMの可観測性に関する画期的な新機能をAIデータクラウドに導入することを楽しみにしています。