SQL開発を大幅に加速:Snowflake Workspacesの一般提供開始

SnowsightインターフェイスでWorkspacesの一般提供が開始となりました。

Workspacesは、構造化コードの編成、組み込みGit統合、インラインSnowflake Copilot(パブリックプレビュー中)、インタラクティブなチャート作成などをすべて単一の強力な編集環境で組み合わせて、Snowflakeにモダンな開発体験をもたらします。Snowflake Workspacesは、ネイティブのGit統合によるガバナンスの確保されたファイルベースの環境を提供することで、開発者の生産性を向上させます。これにより、AIで拡張されたより高速なコーディングとシームレスなチームコラボレーションが可能になります。この機能によって、ワークフローの合理化、ガバナンスの確保された開発、コードデリバリの迅速化が実現し、あなたのデータチームのゲームチェンジャーとなります。

このリリースでは、Workspacesはチーム全体で実稼働に使用できるようになり、SQLワークフローのSnowflakeワークシートでのオーサリング体験がアップグレードされます。ご自身と組織のデフォルトのエクスペリエンスとして選択できるようになりました。

図1:3分間の動画で、SnowsightのデフォルトのエクスペリエンスとしてWorkspacesを選択してSQL開発をアップグレードする方法を紹介しています。

SQL開発のための統合されたモダンエクスペリエンス

Workspacesは、急ぎのアドホックなクエリから構造化されたマルチファイルプロジェクトまで、Snowflakeの開発ライフサイクル全体をサポートするように設計されています。階層化したフォルダやドラッグアンドドロップファイルを使用して作業を整理し、既存のワークシートを再利用可能なSQLファイルに変換することもできます。

エディタでは、タブ付きレイアウトや分割されたペインがサポートされており、コードと結果を並べて比較できます。出力をピン留めし、複数のタブで操作して、インターフェイス全体でパフォーマンスを改善できます。グラフと列の統計は結果を素早く理解するために役立ちます。Snowflake Copilotは、エディタで直接クエリを生成、編集、説明ができます。

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図1:並列エディタは、SQL作成業務に最高のIDE環境を提供します。

生産性を重視した設計

Workspacesには、より迅速に作業を進めるための生産性強化機能が多数含まれています。 

インラインコパイロット(パブリックプレビュー中)により、データに対する理解がかつてないほど深まり、クエリの記述と編集が可能になります。

図3:インラインコパイロット(プレビュー)により、クエリの記述スピードが大幅に向上します。

列統計ドリルダウンにより、探索的データ分析(EDA)をワンクリックで実行してフィルタリングでき、SQLを記述する必要はありません。

図4:列の統計を使用して、価値分布を迅速に把握できます 。

SQLエディターにはグラフ機能が組み込まれており、クエリを離れずに可視化の作成・操作できます。グラフ作成インターフェイスは直感的で応答性に優れ、大規模なデータセットを処理できるように構築されているため、データからその理解に至るまで数秒で完了します。

図5:SQLエディタに組み込まれたグラフ機能のインタラクティブな動き

Gitコネクテッドワークスペースでの開発

図6:Gitリポジトリからワークスペースの作成

WorkspacesはGitリポジトリとの直接統合をサポートしているため、SQL開発のワークフローにバージョン管理を簡単に組み込むことができます。Gitで同期されたワークスペースの作成、リモートリポジトリへの接続、ブランチの切り替えや作成、変更のプッシュやプルなど、すべてSnowsight内で実行できます。

最新の変更をプルする際に競合が発生した場合は、Workspacesに組み込みの視覚的な差分ビューアーがあり、UIから離れることなく確認と解決を行えます。これにより、特に共有コードベースの管理を必要とするチームにとって、より合理化されたコラボレーティブな開発プロセスが可能になります。

Git統合はオプションですが、Gitリポジトリをすでに使用しているユーザーやチームにとっては、Snowflakeの作業と並行して行う修正管理を慣れ親しんだ方法でできます。

ワークスペースをあなたのデフォルトのSQLエディターに

Worksspaxesが一般提供されるようになったことで、ユーザーは、日常的な開発に使用していたSnowflakeワークシートのレガシーUIを置き換え、SnowflakeのSQL編集のデフォルトにしたいと思うかもしれません。デフォルトのエディタは、管理者がアカウントレベルで設定できます。また個々のユーザーレベルでも設定でき、元に戻す場合は1クリックでできます。古いSQLクエリにアクセスするには、新しいワークスペースエディターでレガシーワークシートを開いて編集します。とはいえ、ユーザーが近い将来にレガシーワークシートのUIにアクセスする必要がある場合にも、2回クリックするだけで済みます。

図7:WorkspaceのデフォルトのSQLエディタとして設定と復元

今後数か月のうちに、WorkspacesをすべてのアカウントのデフォルトのSQLエディターとし、ワークシートUIを徐々に置き換えます。ワークシートへのアクセスに変更があった場合は、リリースノートと通知で明確に伝えられます。それまでは、Workspacesをデフォルトのエディターに設定し、SQL編集のあらゆるニーズに対応できるようにフィードバックして頂くことをお勧めします。

さっそく始める

Workspacesは現在、Snowsightのすべてのユーザーが利用できます。デフォルトのワークスペース(「My Workspace」など)は、初めてWorkspacesにアクセスしたときに自動的にプロビジョニングされます。ドキュメントについては、Workspacesドキュメントを参照してください。質問やフィードバックがある場合は、あなたのアカウントチームに連絡するか、Workspaces UIから直接フィードバックボタンを使用してください。Snowflakeでのデータの開発と探索に、Workspacesをどのように活用しておられるのか、楽しみです。

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