三菱UFJトラスト投資工学研究所、Snowflake採用でデータ分析環境を整備

データアクセス効率が向上、FactSetとのオルタナティブデータ研究に貢献

2023年9月7日(日本時間):データクラウドを提供するSnowflake(所在地:東京都渋谷区、社長執行役員:東條 英俊)は、株式会社 三菱UFJトラスト投資工学研究所(所在地:東京都千代田区、取締役社長 庵 栄治、以下MTEC)が、自社のリサーチで用いるデータを格納するプレゼンテーション層にSnowflakeを採用したことをお知らせします。これによりデータ分析の環境が整い、MTECでは金融プロフェッショナル向けプロバイダー・FactSet社と連携したオルタナティブデータ研究などの取り組みでビジネスの幅を広げています。

MTECは、金融業務における実践的課題を数理科学・情報科学の融合によって解決し、真に業務に役立つ金融ソリューションを提供する三菱UFJフィナンシャル・グループの研究所です。MTECで取り扱う金融分野のヒストリカルデータはカラムが膨大で、データは数テラ単位に上ります。扱うデータ量の増加に伴いMTECでは、環境管理工数、パフォーマンス、データアクセス効率、データ共有の面で課題を抱えていました。

特にデータアクセス効率の向上に注目したMTECは、「マルチクラスター型共有データアーキテクチャ」や「Snowflake Secure Data Sharing」などの機能を評価し、Snowflakeを採用しました。Snowflake Secure Data SharingはSnowflake独自のサービスで、データのコピーや移動を伴わない安全なデータシェアリングを可能にします。

MTECではまず、既存のデータベースを2つに集約し、Snowflakeと連携させることで環境管理工数を減らしてリサーチできる体制を整えました。これにより、瞬時にリソース拡張が可能で、ワークロード毎にコンピュートを準備できることでパフォーマンス面の課題も解決しました。データベース集約と合わせて非構造化データもSnowflakeに格納することによりデータアクセス効率も向上しました。

Snowflake Secure Data Sharingによる企業間データ共有は、FactSet社との共同研究に活かされています。この取り組みは、MTECでいままで培ったリサーチ力とFactSet社がもつ豊富なデータを利用することで、データを成果につなげるまでの道筋を示していきたいという思いがあり実現しました。具体的には、FactSet社が提供する企業や金融経済に関する基礎データや様々なオルタナティブデータ群を利用して、各データの活用方法やデータの組み合わせ効果等に関するリサーチを行い、調査レポートとして発表していくものです。これらの調査レポートは、両社のウェブサイトに掲載予定です。

 Snowflakeについて
Snowflakeは、あらゆる組織がSnowflakeデータクラウドを用いて自らのデータを最大限に活用するのを支援します。多くのユーザー企業がデータクラウドを利用して、サイロ化されたデータの統合、データの発見と安全な共有、データアプリケーションの推進、さらには多様なAI/MLや分析ワークロードの実行を進めています。データやユーザーがどこに存在するかに関係なく、Snowflakeは複数のクラウドと地域にまたがり単一のデータ体験を提供します。多くの業界の何千社もの企業(2023年7月31日時点で、2023年Forbes Global 2000社(G2K)のうち639社を含む)が、Snowflakeデータクラウドを全社で幅広いビジネスに活用しています詳しくは、snowflake.comをご覧ください。

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Snowflake株式会社
PR担当 山中
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