OpenAIの最新モデルであるOpenAI GPT 5.6を、Snowflake Cortex AIでプライベートプレビューとして利用できるようになりました。Snowflakeは、OpenAIのローンチパートナーとして、OpenAI GPT 5.6をリリースと同日にプライベートプレビューとして提供します。このモデルはセキュアなSnowflakeの境界内でSnowflake Cortex AI関数およびCortex REST APIとともに利用できます。まもなくSnowflake CoCoとSnowflake CoWorkでも利用可能になる予定です。
OpenAI GPT 5.6
GPT-5.6は、OpenAIのこれまでで最も高性能なフロンティアモデルのシリーズです。エージェント型コーディング、コンピューターの使用、ナレッジワークにおいて顕著な改善をもたらします。GPT 5.6 Solは、OpenAIのこれまでで最も強力なモデルであり、コーディング、生物学、サイバーセキュリティの分野で向上した機能を提供します。Terraは、日常業務向けのバランスの取れたモデルであり、Lunaは高速で手頃な価格のモデルです。TerraはGPT-5.5と比較して競争力のあるパフォーマンスを備えながら、コストは半分です。Lunaはより低コストで強力な機能を提供します。
出典:OpenAI、2026年7月9日
SnowflakeにおけるOpenAI GPT 5.6の活用
GPT 5.6モデルは、Snowflake Cortex AIの主要なフロンティアモデルに新たに加わることにより、Snowflakeの境界内で幅広いエンタープライズユースケースを実現します。GPT 5.6を使用することで、以下が可能になります。
- CoCoによる開発の迅速化:SnowflakeのAIコーディングエージェントは、エンタープライズデータ、ガバナンスポリシー、ワークフローを理解し、チームが信頼性を損なうことなく、またスケールに影響を与えることなく、アイデアから本番環境へと迅速に移行できるようにします。GPT-5.6の導入により、CoCoは推論、コード生成、より複雑で長時間のタスクのサポート、エージェント型実行を改善し、Snowflakeに対応したセキュアなアシスタンスをSnowsightインターフェイス、CLI、ローカル開発ツールに直接提供できるようになります。データエンジニア、アナリスト、ビルダーは、本番環境ですぐに使えるパイプライン、アナリティクス、AIエージェントを自然言語で実現できます。ガバナンス、相互運用性、エンタープライズグレードの品質を維持しながら、数週間かかっていた統合作業が数分に短縮されます。CLI内の/modelコマンドを使用して、プライベートプレビュー版のOpenAI GPT-5.6をお試しいただけます。

- パーソナルワークエージェントの構築:Snowflake CoWorkは、真のデータドリブンな文化を醸成することで、組織の働き方、コラボレーション、イノベーションの方法を変革するように設計された、新しいカテゴリのエージェントです。技術的な知識の深さに関係なく、すべての従業員が自然言語で複雑な質問をし、あらゆる事象の背後にある理由を明らかにし、自信を持って行動を起こすことができます。これらはすべて、セキュアでガバナンスの効いたSnowflakeの境界内で行われます。GPT-5.6を活用することで、開発者、管理者、ビルダーはこの基盤をさらに拡張し、複雑なデータ全体での推論、より自律性の高いコードの記述と実行、分析や業務のワークフローのオーケストレーションを行う高度なエージェントを作成できるようになります。
- 構造化データと非構造化データの極めて高精度な分析:Cortex AI関数を活用することで、すべてのマルチモーダルなエンタープライズデータにわたってスケーラブルなAIパイプラインをSQLで簡単に構築できるようになります。Cortex AI関数は、手動でオーケストレーションされたAIパイプラインよりも低コストで高パフォーマンスな処理を提供し、Snowflakeの強みであるセキュリティとガバナンスの機能を維持しながら、企業全体にわたって信頼性の高いインサイトを実現します。たとえば、AI_COMPLETE関数を使用すると、アナリストはGPT 5.6 Lunaなどのモデルを活用して、自然言語の指示をSQLに直接適用できます。
SELECT AI_COMPLETE(
'openai-gpt-5-6-luna',
PROMPT('Review the following financial filing and summarize key revenue trends, margin changes, and any notable risk factors mentioned: {0}', my_table.filing)) FROM my_table
- セキュアなデータの近くでのAIアプリケーションの構築:Cortex REST APIを使用して、Snowflakeのセキュリティ境界内でエージェント型のエンタープライズアプリケーションを構築できます。GPT-5.6の調整可能なエフォートレベルなどの新機能を活用することで、モデルがタスクにおける推論の深さとレイテンシーのバランスを取れるようになります。開発者は、OpenAI SDKの接続先をSnowflake Cortex REST APIエンドポイントに指定することで、迅速に開始できます。これにより、使い慣れたOpenAIのツールとのシームレスな統合が可能になります。
from openai import OpenAI
client = OpenAI(
api_key="<SNOWFLAKE_PAT>",
base_url="https://<account-identifier>.snowflakecomputing.com/api/v1/openai"
)
response = client.chat.completions.create(
model="openai-gpt-5-6-sol",
messages=[
{
"role": "system",
"content": "You are a helpful business analyst"
},
{
"role": "user",
"content":
"Sales are down 18% in Q2. We had lower ad spend and reduced campaign performance in APAC. Can you analyze the image below to examine the cause?"
},
{
"type": "image_url",
"image_url": {
"url": "<base64 url>"
}
}
]
)
print(response.choices[0].message)
エージェント型AIを概念の段階から本番環境へ移行させることは、現在では戦略的な急務となっています。OpenAIのGPT 5.6を搭載したエージェントは、複雑で長時間のタスクをより高い一貫性と少ない監視で処理できるため、実際の業務を大規模に加速します。OpenAIのGPT 5.6は、CoCo CLIからCoWork、Cortex AI関数、そしてREST APIに至るまで、多様なエントリポイントを通じて簡単に導入できます。ビジネスに大きな効果をもたらし本番環境ですぐに利用できるエージェント型AIを、大規模に実現するまでの道のりが加速します。
さらに詳しく
最新のCoWorkのイノベーションに関する詳細については、こちらをご確認ください。
CoWorkでのMCPコネクタの利用を開始する際には、こちらのガイドをご活用ください。
将来の見通しに関する記述
このページには、Snowflakeが将来提供する製品に関する記述を含め、将来の見通しに関する記述が含まれていますが、これはいかなる製品の提供も約束するものではありません。実際の結果や提供内容は異なる場合があり、既知および未知のリスクや不確実性の影響を受けます。詳細については、最新の四半期報告書(10-Q)をご覧ください。




