AnthropicのSonnetモデルとしてこれまでで最も高性能なClaude Sonnet 5.5が、Snowflake Cortex AIでパブリックプレビューとして提供される予定です。提供開始時にはCortex推論を通じて利用可能となり、チームはSnowflakeのセキュリティとガバナンスの境界内にデータを保持したまま、分析やアプリケーション開発に活用できます。Snowflake CoWork、Snowflake CoCo、Cortex Agents、Cortex AI関数でのサポートも近日提供予定です。
Claude Sonnet 5.5
Claude Sonnet 5.5は、範囲が明確な日常的なタスク、バグ修正、そして洗練されたドキュメント、スライド、スプレッドシートの作成において、Sonnet 5から明確なアップグレードとなっています。Anthropicの報告によると、Terminal-Bench 4.0でのスコアは70.6%で、Sonnet 5の10.3%と比較して約7倍の向上を示しています。また、44の職種にわたる実務を対象としたベンチマークであるGDPval-AAではOpus 5.5とほぼ同等の性能を発揮し、チャート認識やコンピューター操作においても大幅に向上しています。
Anthropicは、Sonnet 5.5をOpus 5.5を補完する、より高速なモデルとして位置付けています。持続的な判断を必要とする複雑で自由度の高い作業にはOpus 5.5が引き続き適している一方、Sonnet 5.5はスピードが重視される範囲が明確なタスクに最適です。Anthropicの報告によると、Sonnet 5.5はSonnet 5よりも30%以上高速に出力を生成するため、迅速な反復作業や高スループットの作業に適しています。
Sonnet 5.5に適したワークロードは次のとおりです:
バグ修正、不慣れなコードベースの理解、的を絞った変更など、範囲が明確なコーディングタスク
既存テンプレートへの準拠を含む、洗練されたドキュメント、スライド資料、スプレッドシートの作成
業務部門を横断する日常的なナレッジワーク。AnthropicによるとGDPval-AAでOpus 5.5とほぼ同等の性能
チャートやその他の視覚的入力の読み取り。Sonnet 5から大幅に向上
より高速な応答が有効な、インタラクティブでレイテンシーの影響を受けやすいワークフロー
持続的な判断を必要とする複雑で自由度の高い作業については、Opus 5.5もあわせて評価することをお勧めします。

出典:Anthropic、Introducing Claude Sonnet 5.5、2026年9月28日
SnowflakeのClaude Sonnet 5.5で実現できること
Sonnet 5.5は、Snowflakeのセキュリティとガバナンスの境界内で、範囲が明確なマルチステップの作業に対応する、より高速なモデルを開発者やデータチームに提供します。Claude Sonnet 5.5では、次のことが可能です:
Snowflake CoCoによる開発の加速(近日提供予定):SnowflakeのAIコーディングエージェントは、お客様のエンタープライズデータ、ガバナンスポリシー、ワークフローを理解しており、チームは信頼を損なうことなく、またスケールに影響を与えることなく、アイデアから本番環境まで迅速に移行できます。Sonnet 5.5の導入により、CoCoでは推論能力とコード生成が向上し、より複雑で長時間実行されるタスクやエージェント型の実行にも対応できるようになります。これにより、Snowflakeを理解したセキュアな支援を、CoCoデスクトップ、Snowsightインターフェイス、CLI、ローカルの開発ツールで直接利用できます。データエンジニア、アナリスト、ビルダーにとって、Sonnet 5.5は大まかな製品アイデアを動作する最初のバージョンに仕上げることに特に優れています。不慣れな領域の調査、アプリケーションの構造化、コアとなるインタラクションの実装を行い、複数回のフィードバックを通じて成果物の改良を続けることができます。

Snowflake CoWorkによる高度なパーソナルワークエージェントの構築(近日提供予定):Snowflake CoWorkは、すべてのナレッジワーカーのためのパーソナルワークエージェントです。導入初日からお客様のデータと業務を理解し、難しい「なぜ」という質問に引用付きのリサーチで回答するほか、オンデマンドやスケジュールに基づいて、またビジネスですでに使用しているツールを横断してタスクを実行します。すべてのナレッジワーカーが、あらゆるエンタープライズデータに基づいて深く推論し、定型業務を自動化し、アイデアから意思決定、そして実行までをより迅速に進めることができます。Cortex AI上のSonnet 5.5は長時間実行されるエージェント向けに設計されており、多数のステップにわたる複雑なマルチステップのタスクを持続的に処理しながら、自らの作業を随時確認します。これにより、CoWorkはリサーチから実行までプロジェクトをより高い一貫性と少ない監督で進めることができ、そのすべてがSnowflakeのセキュリティ、ガバナンス、コンテキストによって最適化されています。Deep Research、プロアクティブな自動化、再利用可能なユーザースキル、Gmail、Jira、Slack、Salesforce向けのMCPコネクター、そしてどこにいてもワークエージェントを利用できるネイティブモバイルアプリを、すべてSnowflakeのガバナンス境界内で活用できます。これにより、すべてのナレッジワーカーは検索、待機、調整に費やす時間を減らし、ビジネスを前進させる意思決定により多くの時間を充てることができます。

- SQLによる構造化データと非構造化データの分析(近日提供予定):Cortex AI Functionsは、使い慣れたSQLを使用してマルチモーダルなエンタープライズデータでのスケーラブルなAIパイプラインを簡単に構築できるようにします。AI_COMPLETE関数を使用すると、アナリストはSQL内で自然言語による指示を直接適用できます。たとえば、Sonnet 5.5に、記述された主張を基礎となる数値と比較し、根拠が主張を裏付けていない箇所を特定するよう依頼できます:
WITH source_data AS (
SELECT 'Prior-year revenue was $100 million. Current-year revenue was $120 million. Management says revenue grew 25%.' AS commentary
)
SELECT AI_COMPLETE(
'claude-sonnet-5-5',
PROMPT(
'Review the commentary below. Identify each supported, contradicted, or unsupported claim, and show the calculation used: {0}',
commentary
)
) AS financial_review
FROM source_data;
Cortex推論によるAIアプリケーションの構築:SnowflakeアカウントのエンドポイントからアプリケーションでSonnet 5.5を呼び出せます。開発者は、以下に示す呼び出し形式に従い、SnowflakeのCortexエンドポイントでAnthropic SDKを使用できます。Cortex AgentsでのSonnet 5.5のサポートは近日提供予定です。
import os
import anthropic
import httpx
token = os.environ["SNOWFLAKE_PAT"]
account_url = os.environ["SNOWFLAKE_ACCOUNT_URL"].rstrip("/")
with httpx.Client(headers={"Authorization": f"Bearer {token}"}) as http_client:
client = anthropic.Anthropic(
api_key="not-used", # Required by the SDK; Snowflake uses the Bearer token
base_url=f"{account_url}/api/v2/cortex",
http_client=http_client,
default_headers={"Authorization": f"Bearer {token}"},
)
response = client.messages.create(
model="claude-sonnet-5-5",
max_tokens=8192,
messages=[{
"role": "user",
"content": (
"Draft a concise release note for a new feature. "
"Separate verified facts from assumptions and list "
"anything that still needs confirmation."
),
}],
)
for block in response.content:
if block.type == "text":
print(block.text)
Claude Sonnet 5.5は、Cortex推論で構築されたアプリケーションにおいて、日常的なコーディング、分析、ドキュメント作業のためのより高速な選択肢をチームに提供します。Snowflakeアカウントのエンドポイントからモデルを呼び出して利用を開始できます。Cortex AI関数、CoCo Desktop、CoWork、Cortex Agentsでのサポートも近日提供予定です。
さらに詳しく
Cortex Agentsによるエージェント型アプリケーションの構築:Cortex Agentsの利用を開始し、エンタープライズデータに基づいたAIエクスペリエンスの構築方法をご確認ください。
Snowflake CoWorkの利用開始:Snowflake CoWorkの詳細をご確認のうえ、入門ガイドでお試しください。
Snowflake CoCoでの構築開始:Snowflake CoCoの詳細をご確認のうえ、CoCo Desktop入門ガイドで実際に操作してみてください。
将来の見通しに関する記述
このページには、Snowflakeが将来提供する製品に関する記述を含め、将来の見通しに関する記述が含まれていますが、これはいかなる製品の提供も約束するものではありません。実際の結果や提供内容は異なる場合があり、既知および未知のリスクや不確実性の影響を受けます。詳細については、最新の四半期報告書(10-Q)をご覧ください。




