エンタープライズ開発者なら、誰もが次のようなお決まりのパターンを経験しているはずです。アイデアを思いつきます。数時間でプロトタイプを作成します。その後、インフラストラクチャのプロビジョニング、セキュリティレビュー、コンプライアンス承認、そしてデータを別のサイロに移動するための脆弱なETLパイプラインといった難関を乗り越えるために数か月を費やします。アプリが本番環境に到達する頃には、ビジネスの状況はすでに変化しています。
Snowflakeアプリは、エンタープライズ対応アプリの構築とリリースの両方における障壁を打ち破ることで、この状況を変革します。
Snowflakeアプリでコードをデータに移動
Snowflakeアプリは、Snowflakeプラットフォーム上で構築および展開されるデータ集約型アプリであり、データがどこにあっても、すべてのデータを接続します。データをすでに保護しているSnowflakeのセキュリティ、リネージ、アクセス制御を自動的に活用するため、デフォルトでエンタープライズ対応となっています。
社内AIコパイロットを構築するデータエンジニア、フルスタックポータルをリリースする開発者、またはSnowflakeマーケットプレイスを通じて数千のお客様にプロダクトを配信する独立系ソフトウェアベンダー(ISV)のいずれであっても、Snowflakeアプリは業務の遂行に必要な機能を提供します。これらのアプリでは、以下のことが可能です。
使い慣れたツールで構築:Node.js、React、Streamlit、Vercelなど、すでに使い慣れている言語、フレームワーク、AI駆動のコーディングプラットフォームを使用
一度の展開でグローバルにスケール:単一のコマンドで社内エンタープライズアプリを展開し、サードパーティアプリの場合は、Snowflakeマーケットプレイスを通じて10,000社以上のお客様にリーチ可能、展開、バージョン管理、請求、アップグレードはSnowflakeプラットフォームが処理
デフォルトでエンタープライズ対応としてリリース:数か月にわたるセキュリティレビューやカスタムのIDおよびアクセス管理の構成を行うことなく、あらゆるアプリが組織の既存のデータガバナンス機能を継承

Snowflake Summit 2026では、Snowflakeアプリのまったく新しい機能を発表しました。詳しく見ていきましょう。
Snowflakeアプリランタイムの紹介
Snowflakeはすでに、Streamlitを使用した社内データアプリの構築と、Snowflakeネイティブアプリフレームワークを通じたお客様向けアプリの配信をサポートしています。今回、Snowflakeアプリの一部として、Snowflakeアプリランタイム(パブリックプレビュー)が、Node.jsをはじめとするフルスタックWebアプリのファーストクラスのサポートを追加しました。
Snowflakeアプリランタイムを使用すると、アイデアから、実際に展開されたWebアプリの稼働までを数分で実現できます。プロビジョニングするインフラストラクチャも、構成する認証情報も、Dockerの専門知識も必要ありません。アプリはSnowflake内で、接続されたすべてのデータのすぐそばで実行され、テーブル、ウェアハウス、セキュリティモデルに直接アクセスできます。SnowflakeのAIエージェントであるSnowflake CoCo CLIまたはCoCo Desktopを使用して構築したいものを記述すると、プロジェクトのひな形が作成され、Snowflakeデータが接続されて、ライブURLに展開されます。
Snowflakeアプリランタイムを使用すると、インタラクティブなダッシュボード、AI駆動の意思決定ツール、リアルタイム監視システム、エージェントワークフローなどのアプリを作成できます。これらはすべて、初日からSnowflakeのエンタープライズクラスのセキュリティおよびガバナンス機能を継承します。
さらに、アプリの管理者とユーザーはより強力な機能を利用できます。管理者は、ワンクリックのセットアップでアプリの展開を構成し、誰が展開できるかをロールベースのアクセス制御で管理できるようになりました。アプリユーザーには、すべてのエンタープライズアプリを一か所で確認してアクセスできる、統合されたディスカバリーギャラリーが提供されます。

プロンプトから本番環境までのAI支援機能
Snowflake CoCoは、エンタープライズのコンテキストに基づいたAIコーディングエージェントであり、データの接続、本番環境への展開、実行中のアプリの管理など、アプリのライフサイクル全体を単一のプロンプトから処理します。Snowflake CoCoは独自のコンテキストを理解しており、構築を支援するすべてのアプリは最初からガバナンスが適用されます。これは以下のことを意味します。
データポリシーとロールベースのアクセス制御(RBAC)が自動的に継承されるため、手動でのレプリケーションは不要
コストのBudgetsにより、初日からコンピュートの支出を制限内に維持
監査ログにより、誰がいつ何にアクセスしたかについて包括的な可視性を提供
シングルサインオン(SSO)とSCIMにより、組織全体のビジネスユーザーが追加の構成なしでアプリにアクセス可能
Snowflake Horizonカタログにより、管理者はすべての他のSnowflakeアセットとともにアプリを単一のペインで検出および管理可能
使い慣れたAI駆動プラットフォームでの構築
Snowflakeは、ソフトウェアの作成方法を再構築しているAIネイティブプラットフォーム内で、開発者がすでに構築を行っている環境に対応しています。そのため、主要なAIネイティブコーディングプラットフォームとの新しいパートナー統合を発表します。
Vercel(パブリックプレビュー):自然言語を使用して、v0でフルスタックのアプリを生成。単一のコマンドでSnowflakeに展開。組み込みのOAuthを介して、すべてのアプリが組織のセキュリティとガバナンスを自動的に継承
Superblocks:SQL、Postgres互換クエリ、およびSnowflake Cortex AI推論を使用して、Snowflakeデータを活用した複雑な社内ツールを構築。エディタに組み込まれたSnowflake対応のAIコーディング支援を利用
Retool:ガバナンスの効いた社内アプリのために、RetoolのビルダーをSnowflakeに直接接続
強化されたStreamlit
現在、毎月100万人以上の開発者がStreamlit in Snowflakeを使用して構築しています。SnowflakeはStreamlitをさらに改良し、社内データアプリ向けとして世界で最も人気のあるフレームワークをSnowflake上で大幅にアップグレードします。
Streamlit in Workspaces(GA):本番環境に影響を与えることなく、自由に実験。ローカルでのセットアップは不要で、AI支援コーディング、Git統合、ブラウザベースのエディタを利用
次世代Streamlitランタイム(GA):ロード時間の短縮、Pythonライブラリの即日利用、オープンソースのPythonエコシステムとの包括的な同等性を実現
ビジネスユーザーアクセス(GA):既存のIDプロバイダーとのSSOが包括的にサポートされているため、非技術系のステークホルダーも追加の手順なしでStreamlitアプリに直接アクセス可能

Snowflakeアプリを開始する
何百ものプロバイダーが、Snowflakeマーケットプレイスを通じてアプリやデータプロダクトを配信しています。すでに何千もの企業が、ガバナンスの効いたセキュリティ境界から離れることなく、接続されたデータとともにアプリを構築して展開しています。そして、これはほんの始まりにすぎません。
Snowflakeアプリを使用した構築の詳細については、以下をご確認ください。
将来予想に関する記述:このページには、Snowflakeが将来提供する製品に関する記述を含め、将来の見通しに関する記述が含まれていますが、これはいかなる製品の提供も約束するものではありません。実際の成果や提供物は異なる可能性があり、既知および未知のリスクおよび不確実性の影響を受けます。詳細については、最新の四半期報告書(10-Q)をご覧ください。





