本日、Snowflakeは、エンタープライズ全体でAIエージェントやツールのカタログ化、検索、ディスカバリーの方法を標準化するオープンプロトコルであるAgentic Resource Discovery(ARD)の仕様へのサポートを発表します。Microsoft、GoDaddy、その他多くの企業とのコラボレーションによって開発されたARDは、ユーザーが使用しているインターフェースを問わず、エンタープライズユーザーが利用できる各エージェントをどのようにディスカバリーするかという、現実的かつ増大する課題に対処します。
エージェントの展開からディスカバリーまで
AIクライアントはすでに、外部ツール、MCPサーバー、API、ワークフロー、エージェントを呼び出せます。次に生じる当然の疑問は、組織が構築し承認したすべてのものの中から、AIクライアントが特定のタスクに最適な機能をどのように自動的に見つけるかということです。
それがディスカバリーレイヤーであり、個々のエージェントの集合体を、相互接続されたエンタープライズ規模の機能ネットワークに変えるものです。ディスカバリーが機能すれば、データチームが月曜日にリリースしたエージェントを、手動で接続することなく、火曜日にはSnowflake CoWork、Snowflake CoCo、Microsoft Copilot、または任意のAIインターフェースを通じて営業担当者が利用できるようになります。
ARDは、AI機能のためのディスカバリーレイヤーを作成します。クライアントが自然言語でタスクを記述すると、ARDは一致するエージェントを、各エージェントの機能、提供者、アクセス方法とともに、関連性の高い順に返します。
ARDの仕組み
ARDは、ドメインに固定された軽量なディスカバリー仕様です。これは、エージェントリソース、MCPサーバー、A2Aエージェント、スキル、および従来のAPIツールを、コンポーザブルでフェデレーションされたディスカバリーサービスのネットワーク全体でどのようにカタログ化、検索、および動的にディスカバリーするかを定義します。
アーキテクチャは次の4つのステップで構成されます。
- 記述:リソースのパブリッシャーは、エージェントの機能、処理するタスク、および呼び出し方法を記述した標準マニフェスト(
ai-catalog.json)を作成します。マニフェストは、パブリッシャー自身のドメインに配置されます。 - キュレーション:ディスカバリーサービスは、公開されたカタログのクロール、内部インベントリの取り込み、または独自のポリシーの適用によってコレクションを構築します。エンタープライズは、どのエージェントを含めるかを正確に制御できます。
- 検索:クライアントは、自然言語のテキストとオプションのフィルターを使用して、ディスカバリーサービスにクエリを実行します。サービスは、スキーマとエンドポイントを含むランク付けされたエントリを返します。
- 実行:クライアントは、ネイティブプロトコル(MCP、A2A、REST)を介して、選択したリソースに直接接続します。ディスカバリーサービスが呼び出しパスに介在することはなく、認証とデータアクセスはクライアントとエージェント間で行われます。
ディスカバリーサービスは組み合わせることも可能です。エンタープライズは、内部エージェントを選択したベンダーやパブリックリソースとマージする1つのARDエンドポイントを実行できます。これにより、組織は含まれる内容を制御しつつ、従業員に統一された回答セットを提示できます。
Snowflake Cortex Agentsにおける意義
Snowflake Cortex AgentsとARDの連携は、次のように想定されています。チームは、現在と同じように、Snowsight、Snowflake CoCo、またはCortex Agents SDKを通じてエージェントを構築します。公開時に、Snowflakeは組織のディスカバリーエンドポイントにエージェントを自動的に登録できます。これには、ドメインに固定された識別子を持つカタログエントリ、セマンティックモデルから抽出された代表的なクエリ、およびMCPエンドポイントが含まれます。ビルダーによる追加の手順は不要です。
実際の動作は次のようになります。社内のAIインターフェースがレジストリを検索し、目の前の質問に関連するCortex Agentを見つけ、MCPを通じて呼び出します。この呼び出しは、現在とまったく同じように、Snowflakeのロールベースのアクセス制御によって管理されます。
これは、データチームがリリースしたエージェントが、エンタープライズ全体でほぼ即時にディスカバリーが可能になることを意味します。Snowflake CoWorkや自社開発アプリケーションで質問をするナレッジワーカーは、その名前の存在を知らなくても、関連するCortex Agentにルーティングされます。また、AIツールはレジストリがインデックス化したもののみを表示するため、レジストリはガバナンス機能と承認の決定が反映される場所になります。
ARDは、ペインポイントにも対処します。現在、あるAIクライアント用にMCP接続を構成しても、別のクライアントでそれらのエージェントが自動的に利用可能になるわけではありません。ARDを使用すると、この状況が変わります。組織のディスカバリーエンドポイントに一度公開するだけで、Snowflake CoWork、Claude、Copilot、または独自のアプリケーションを含むARD互換のAIインターフェースは、再登録することなく同じCortex Agentを見つけて呼び出せます。
オープンスタンダードの重要性
ARDはプロトコルであり、製品ではありません。任意の数のディスカバリーサービスがこれを実装でき、それぞれが独自のインデックス、キュレーション、ランキングを持ちます。これは、MCPからApache Iceberg™、Open Semantic Interchangeに至るまで、オープンスタンダードに対するSnowflakeの取り組みの一環です。これらの標準により、お客様はガバナンスコントロール、権限、データセキュリティをSnowflake環境内に維持しながら、幅広いAIインターフェースに接続できるようになります。ARDは、その理念を呼び出しからディスカバリーへと拡張し、各Cortex Agentsをリリースされた瞬間からエンタープライズの構成要素にすることができます。
利用を開始するには
- 詳細は、MicrosoftのARD発表ブログおよび公式のARD仕様をご確認ください。
- 今すぐ開始:数分でAIカタログを公開するには、クイックスタートガイドをご確認ください。
- 構築するには:初めてのCortex Agentを作成し、このクイックスタートを利用してSnowflake CoWorkで活用する方法をご確認ください。
- 関連情報を読む:詳細については、Snowflake CoWorkのブログおよびSnowflake CoCoのブログをご確認ください。




