注:本記事は(2022年3月30日)に公開された(Get From Data to Decision Faster with Snowsight, Now Generally Available)を翻訳して公開したものです。

Snowflakeはこれまで、データにまつわるエンドユーザーの作業を簡素化してきました。インデックス作成やチューニングといった面倒なタスクを排除することで管理者の時間を節約し、望む言語で実行したいというデータエンジニアとデータサイエンティストの希望をSnowparkで実現し、企業が安全なデータシェアリングによってコラボレーションできるよう支援してきました。

本日、Snowsightが一般公開されました。Snowsightでは、Snowflakeのデータの分析、インサイトの生成と同僚との共有、Snowflakeアカウントの管理を行えます。このアップデートによって、Snowflakeは重要なデータタスクに統合されたシームレスなエクスペリエンスを提供するというコミットメントに向けてさらに前進したことになります。

この取り組みは、数年前のNumeracyの買収から始まりました。これまで、多くのユーザーがデータの読み込み、クエリ、データベースオブジェクトの管理、アカウントの監視というデータサイクル全体においてさまざまなツールを使用していました。これらすべてのワークフローには迅速なデータ検索が必須であるため、Snowflakeではオートコンプリート、自動データプロファイリング、視覚化、ダッシュボード、コラボレーションといった、Snowflakeにおけるアナリストのエクスペリエンスの拡張に注力しました。

Snowsightのユーザー数が増えるにつれて、Snowflakeデータマーケットプレイス、コストの把握と追跡、アカウントのロール階層の監査、Snowpipeのコピー履歴の監視、アプリ内サポートなど、ワークシート以外のエクスペリエンス問題にも対処が必要であることが明らかになりました。一連のアップデートを行う中で、より効率的なコラボレーション、作業の迅速化、エラーの軽減を支援してきました。

コミュニティの声

一般公開というマイルストーンには到達したものの、これはまだ始まりにすぎません。既に数万人のユーザーがアカウントの管理、利用可能なデータの検出、インサイトの生成、コラボレーションにSnowsightを活用しており、これらのエクスペリエンスを開発する中で、多くのユーザー(一部のSnowflakeデータスーパーヒーローを含む)から、このインターフェイスによって日々の作業効率が大幅に向上したという声が寄せられています。

WernerCoのITアプリケーション部門のシニアディレクターであるJamie Hornstein氏が、オンプレミス移行前後の開発においてSnowsightがいかに重要か、SnowflakeのData for Breakfastイベントで語ってくれました。

「Snowsightは本当に革新的でした」とHornstein氏は語りました。「以前はSQLサーバー環境を使用していたのですが、ワークシートではユーザーと開発者は、可視化、コンテキスト統計、クエリ履歴とクエリプランを素早く確認することができます。このおかげで性能の高いクエリを簡単に作成したり、開発サイクル中にデータを分析したり、探しているデータを確実に素早く見つけたりすることができます。」

Snowflakeデータスーパーヒーロー & DBAであるClark Peruchoは、Snowsightのデータ可視化について次のように語りました。「Snowsightはデータアナリストの作業を支援することを目的としており、クエリ結果からチャートを自動的に生成してくれるため、データを瞬時に可視化できます。」

Snowflakeのデータスーパーヒーローでデータ部門長のVeronika Durginは、検索によって必要な情報をより迅速に見つけられるようになったと語りました。「例えば、新しいデータセットで特定の値が何個の列に現れるかを知りたい場合には、クエリを実行して検索ボックスに文字列を追加するだけでこれを見つけることができます。探していた値を持つ行のみにフィルタリングされた結果が表示され、一致する列は見やすくハイライトされます。」

Snowflakeデータスーパーヒーローでありアナリティクス&データ担当部長であるFrank Bellは、Snowsightによって時間の短縮が実現しとエラーも減少したと喜んでいます。「オートサジェストとオートコンプリートの組み合わせは最強であり、おそらく既に数千時間分のエラーと大量の関数、テーブル、手順、スキーマのスペルミスが削減されています。これは大きな利点であり、従来のコンソールにはなかったものです。」

はじめる

早速試してみませんか?従来のコンソールの [Snowsight] ボタンをクリックするだけで始められます。

いつでも元のコンソールに戻すことができるほか、Snowsightのプロファイルでデフォルトのエクスペリエンスを設定することもできます。

Snowsightの実際の動作をご覧になりたい場合は、Snowflakeとは?のデモで、データの読み込み、コンピューティングのスケーリング、ダッシュボード可視化の作成、データシェアリングの使用などの方法を説明する簡単なツアーをご覧いただけます。