注:本記事は(2022年6月15日)に公開された(Snowflake Invests in Matillion to Bring Native Connectors to the Snowflake Data Cloud)を翻訳して公開したものです。

データドリブンなビジネスでは、より多くのデータにアクセスすることが、ビジネスアウトカムの達成や意思決定の向上に有効であると見ています。しかしながら、多くの企業が依然として、自社が管理する多様なSaaSシステムやオンプレミスシステムからの膨大なデータの準備、読み込みに必要な時間や労力を捻り出すことに悪戦苦闘しています。データが利用可能になったとしても、必要なガバナンスやセキュリティの統制がなければ、データへのアクセスにより重大な問題が引き起こされます。

だからこそSnowflake Venturesは、ELT(抽出、ロード、変換)に特化した、業界をけん引するエンタープライズクラウドデータ統合プラットフォームであるMatillionへの投資を決断しました。Snowflakeと提携することにより、Matillionは複数のソースからのデータをデータクラウドで利用を可能にする際に生じる干渉を低減することができ、ビジネスチームはより質の高いビジネス上の意思決定を推進するインサイトを生成できるようになります。

MatillionはSnowflakeの長きにわたるパートナーであり、Snowflake用に構築された同社のETLプラットフォームやData Loaderソフトウェアは、Cisco、DocuSign、Slackをはじめとする1,000社近い共通のお客様により活用されています。パートナーシップの強化により、Matillionは先日発表されたばかりのSnowflakeネイティブアプリケーションフレームワーク(現在プライベートプレビュー中)を最初に採用、活用するデータ統合パートナーの一社となっており、お客様は同社のコネクタをSnowflakeプラットフォーム上で瞬時に利用できます。

ネイティブコネクタを直接Snowflakeデータクラウドで使用することで、業界にまたがるMatillion共通のお客様は、Snowflakeアカウントから統合を発見、インストールできるようになります。ガバナンスの観点からいうと、データはSnowflakeに届くまでにサードパーティのサービスを通過することなく、ソースシステムからSnowflakeに直接送信されるため、データガバナンスの簡素化、セキュリティの向上、接続性の効率化を実現できます。

Snowflakeネイティブアプリケーションは、データクラウドでのアプリケーションの構築、収益化、展開といったプロセスの簡素化に役立ちます。Matillionのようなパートナーとの連携により、当社は今後も、より多くのコネクタや機能を追加し、より多くのアクセスの解放に必要なガバナンスコントロールを伴ったより身近なデータ処理を実現してまいります。SnowflakeでMatillionコネクタが使用可能となったことで、お客様は自社のSnowflakeアカウントから直接かつ迅速に統合を発見、インストール、設定することができます。データは自社の管理下に維持したままとなるため、データを最も必要とするユーザーの手に委ねて、さらなる価値を引き出すことが可能となります。

投資の枠組みに関する詳細については、こちらのSnowflake Venturesウェブサイトをご覧ください。