注：本記事は(2022年1月18日)に公開された(New Snowflake Features Released in December 2021)を翻訳して公開したものです。

2021年最後の月には、データガバナンスにおける新機能の追加、Snowflakeデータマーケットプレイスのプロバイダー向けインサイトの拡充、ならびにマーケットプレイスへの新規プロバイダーの追加がありました。新機能の一覧については、リリースノートをご確認ください。

データガバナンス

オブジェクトタグのカスタマイズ用オプションの追加

オブジェクトのタグ付け機能（現在パブリックプレビュー中）との一貫性を保つため、タグ管理者がサポート対象オブジェクトに使用されるタグ文字列の値を指定できるようになりました。例えば、管理者はコストセンターのタグキーに、限定された部署リストを指定することができます。また、タグをストリーム、タスク、共有、統合に適用できるようになりました。さらに、テーブル列やビュー列に設定されたすべてのタグを検索できる機能も追加されました。詳しくはこちらをご覧ください。

データシェアリング

マーケットプレイスプロバイダーのリスティング性能における可視性の向上

データマーケットプレイスプロバイダーのため、Provider Studio内から実行されたリスティングビュー、コンシューマーリクエスト、クエリなどの発見や利用のメトリクスが可視化されました。詳しくはこちらをご覧ください。

Snowflakeデータマーケットプレイス

Snowflake顧客は、Snowflakeデータマーケットプレイスを利用して、200社以上（2021年10月1日時点）のプロバイダーが提供する有用性の高いサードパーティデータやサービスを発見してアクセスしたり、Snowflakeデータクラウドで自社製品を販売したりすることができます。詳しくはSnowflakeデータマーケットプレイスをご覧ください。

最近追加されたSnowflakeデータマーケットプレイスプロバイダー

金融サービス

ETF Global

ETF Global（ETFG）は、上場取引型金融商品（ETP）に関するデータ、調査、投資判断支援アプリケーション、独自のリスクアナリティクス、教育プログラムを提供する大手独立系プロバイダーです。ETFGは、主にファンド出資者、証券保管機関、代理店、管理会社から直接データを入手しています。詳しくはこちらをご覧ください。

Sonarverse

Sonarverseは、Web3データやアナリティクスのプロバイダーです。機関投資家、小売業者、dApps（分散型アプリ）企業向けにカスタマイズされた製品を通じて、暗号通貨に関するインサイトを提供しています。今日のデータ分野の最先端領域では、多様なアプリケーションの構築、有意義なアナリティクスの取得、実用的なビジネスインテリジェンスの発見などに利用できるデータセットが生成されています。Sonarverseは、このようなデータのクエリを容易にするため、Snowflake上で公開されているリアルタイムに近いEthereumデータベースを提供しています。詳しくはこちらをご覧ください。

Arabesque S-Ray

Arabesque S-Rayは、ビッグデータと環境面、社会面、ガバナンス面（ESG）の指標を組み合わせ、世界中の企業の業績や持続可能性を評価したデータソリューションの提供に注力する国際的な金融テクノロジー企業です。持続可能性における幅広い視点から企業DNAを分析することで、企業の長期的および短期的リスクに対する透明性を高め、ビジネス機会を提供しています。詳しくはこちらをご覧ください。

地理空間

Tamoco

Tamocoは、米国の主な大都市圏における270か所のPOI（人々が関心を寄せる特定スポット）への訪問データを提供しています。同社が提供する高品質なデータセットにより、ブランドや小売業者、組織は、消費者が現実世界でどのように動き、どのPOIで時間を費やし、日常生活においてどのようなルートで移動しているのか、を理解することができます。詳しくはこちらをご覧ください。

ヘルスケアとライフサイエンス

ABCloudZ

ABCloudZは、同社の顧客に対して包括的なデータ管理サービスを提供するほか、有効なWebシステムやモバイルシステムの構築、データベースの開発、移行、および維持管理を行っています。同社の事業には、科学研究を促進するための、Human Aging Genomic Resources（HAGR）のデータセットの追加的な公開も含まれています。HAGRは、研究者による、機能ゲノミクス、ネットワーク解析、システム生物学、進化的解析といった近代的アプローチによる老化遺伝子研究をサポートするために設計されたデータベースやツールのコレクションです。詳しくはこちらをご覧ください。

マーケティング

InMarket

InMarketは、顧客とブランドの双方に理想的なリアルタイムエクスペリエンスを提供しており、業界をリードするカスタマーインテリジェンスやアクティベーションプラットフォームの構築において10年以上の実績があります。現代のリーディングブランドは、同社を利用することにより、インプレッションから訪問、最終的な購入に至るまでのカスタマージャーニー全体におけるオムニチャネルマーケティングプログラムを学習、構築、測定することが可能になっています。最先端のデータサイエンスと機械学習機能を用いて、独自のファーストパーティ消費者データと信頼できるサードパーティの最大1,000種の属性を組み合わせ、多次元的なキャンペーンにまたがるスケーリングやターゲティングを保証します。InMarketプラットフォームは、顧客とその意思決定方法を全方位から見渡すことができ、目まぐるしく変化する世界で好調を維持するブランドが成長していく上で必要となるインテリジェンスを提供しています。詳しくはこちらをご覧ください。

Goldfish Ads

Goldfish Adsは、最も関連性の高い地域をグラフ化するために、地理空間アルゴリズムを活用して、ベースデータセットを常に高密度クラスターにホットスポット化しています。その結果、さまざまな関心事、人口統計、傾向、活動などのカテゴリー別に、人々がいつ、どこに集まっているのかをリアルタイムに予測することができます。同社のアプローチにより、プライバシーを重視する世界におけるデータの収集や使用法が変わりつつあります。Goldfish Adsのアルゴリズムは、個人を特定する情報を扱ったり、何らかの形でcookieを使用することなく、これまでは不可能だった方法でオーディエンスをコホート（統計上同一の性質を持つ集団）にグループ分けします。これにより、エンターテイメントや興味に基づいたオーディエンスコホートの完全なデータセットの提供が可能となっています。詳しくはこちらをご覧ください。

アイデンティティ

Beyond Identity

Beyond Identityは、パスワードやフィッシング可能な要素をすべて排除し、地球上で最も安全でフリクションレスな認証を提供することで、世の中のログイン方法を根本的に変えようとしています。同社の革新的なゼロトラストアプローチは、ユーザーのアイデンティティとデバイスを暗号化して結びつけ、認証リクエスト時にリスクシグナルを継続的に分析します。企業は、これまで不可能だったカスタマイズされたリスクベースのコントロールを実装できるようになります。これにより、アプリケーションや重要なデータへのアクセスの確保、ランサムウェアやアカウント乗っ取り攻撃の阻止、コンプライアンス要件の遵守、ユーザーエクスペリエンスとコンバージョン率の大幅な向上を実現できます。詳しくはこちらをご覧ください。

コマース

Global Wireless Solutions

Global Wireless Solutionsは、消費者調査、ワイヤレスネットワークアナリティクス、テストのためのデータを提供しています。

独自に開発したOneMeasure Consumer Panel（OMCP）は、数十万ものアプリについて、モバイル消費者の行動を継続的なモニタリング、収集、レポーティング機能を提供しています。積極的にキュレーションされたオプトインパネルは、数万人の成人モバイルユーザーで構成されており、その構成は米国人口を人口統計学的に反映しています。OMCPは、顧客の期待の把握から、アプリの使用状況やネットワークの性能の測定まで、スマートフォンのエンゲージメントに関する重要なインサイトを提供しています。詳しくはこちらをご覧ください。

Scanbuy Data

Scanbuy Dataは、個人消費者のショッピングデータ（主に「CPG」と呼ばれる消費者向けパッケージ商品）だけでなく、人口統計、アイデンティティ、位置情報などのデータも収集しています。同社は、6,000のCPGブランドと300のCPGカテゴリー（オーディエンス）に基づいてデータを分類しており、これらのデータは、マーケターやデータサイエンティスト、その他、米国を拠点とする消費者の買い物や関心事に関する高品質なファーストパーティデータを必要とする人によって、さまざまなユースケースで利用されています。詳しくはこちらをご覧ください。

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将来の見通しに関する記述について

本記事には、明示または黙示を問わず、（i）Snowflakeの事業戦略、（ii）開発中や一般公開されていないものも含めたSnowflakeが提供する製品、サービス、テクノロジー、（iii）市場の成長、トレンド、競争に関する考慮事項、（iv）サードパーティプラットフォームと連携したまた同プラットフォーム上でのSnowflake製品の統合、相互運用性、および可用性、についての言及など、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、さまざまなリスク、不確実性、前提に左右されます。これには、Snowflakeが証券取引委員会に提出した2021年10月31日までの会計四半期に関するForm 10-Q（四半期レポート）内の「リスク要因」などのセグメントに記載されているリスク、不確実性、前提が含まれます。これらのリスク、不確実性、前提を考慮すると、将来の見通しに関する記述において予想または暗示されている結果と比較して、実際には大きく異なる結果や反対の結果に至る可能性があります。そのため、将来の見通しに関するいかなる記述も、未来の出来事についての予測として利用するべきではありません。

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