注:本記事は(2022年4月22日)に公開された(Data Collaboration to Counter Climate Change: Join #DataCollab4Climate)を翻訳して公開したものです。

コンシューマーやパートナーが購入活動や経営判断においてサステナビリティ(持続可能性)を考慮するようになり、これに後押しされる形で、世界中の企業が気候変動に対抗するさまざまな取り組みを実施するようになっています。

気候変動が現実的かつ差し迫った世界的危機となっている中、真の変化をもたらすためには、質問を投げかけ、情報を共有し、新たな視点を広げて協働するコラボレーションが必要不可欠となっています。

Snowflakeでは、あらゆる規模の企業が自社のサステナビリティへの取り組みに関する情報提供に使用できる、具体的かつ有意義なデータへの独自のアクセスを有しています。Snowflakeデータマーケットプレイスでは、当社クライアントが環境に関するデータセットを容易に活用、分析でき、組織内、顧客、もしくは世界中と共有できる定量化が可能な成果を生成しています。本日ここに、気候変動イニシアチブに向けたSnowflakeデータコラボレーションの開始を発表させていただきます。 

このイニシアチブでは、サステナビリティへの取り組みにおいて、環境やビジネス関連データセットのトレンドやパターンに、また好奇心や行動を刺激するようなその他の知見に、さまざまなテクノロジーがどのような影響を与えているかについて、隠れたインサイトをデータサイエンティストに提供します。

私たちは、このデータにアクセスすることで、さまざまなセクターにおける企業のフットプリント管理方法や取引企業の選択といった意思決定に影響を与えるようになることを期待しています。このような組織がより正確に取り組みに対する進捗を管理できるようになれば、さらなるカーボンフットプリントの削減にもつながり、事業も成長し、業界内の変革を後押しすることにつながります。

既に、JetBlueやNatWestといったSnowflakeの顧客はデータを活用し、多大な利益を上げています。NatWestのESGクラウドソリューションヘッドであるKaushik GDは次のように語っています。「Snowflakeデータクラウドはベンダーデータへのリアルタイムアクセスが可能で、当社の気候変動&ESG戦略は飛躍的な前進を遂げることができました。」

さらに、企業だけでなく個人、NGO、政府機関もプログラムに参加することができます。現地、地域、国家レベルでの政策に影響を与えることのできる人材間の関与が増大すればするほど、このような動きがより強力になっていきます。

最初に私たちはあらゆるデータサイエンティストや利害関係者に、Snowflakeデータマーケットプレイスにログインし、当社の環境およびサステナビリティ関連データセットにアクセスしてもらうように招待しました。これらのデータセットには以下が含まれます。

当社としては、排出量から大気質、水、生物多様性、廃棄物、自然災害といったデータの中から、最も意欲的に取り組むことのできる分野について分析することを推奨します。(まだSnowflakeのアカウントをお持ちでない場合、無料のトライアルにアクセスできます。)分析結果を、#DataCollab4Climateのハッシュタグを使用してソーシャルチャネルに公開し、知見をコミュニティで共有しましょう。さらに、「気候変動に向けたコラボレーション」ディスカッショングループに参加して世界中の参加者と意見を交換しましょう。

もちろんこのイニシアチブは、より大規模な成果を上げるための出発点に他なりません。皆さんが環境関連データのプロバイダーであるなら、Snowflakeパートナーネットワークに登録してイニシアチブに参加し、自社のデータをSnowflakeデータマーケットプレイスにて公開することをお勧めします。皆さんが自社のESGトランスフォーメーションを推し進めるビジネスリーダーであってもマーケットプレイスでのデータシェアリングをお勧めします。結局のところ、世界と共有できるデータが多いほど、より内容の濃いストリーを伝えることができ、この重大な問題に対して大きな効果を上げられるようになります。

現時点においては、Snowflakeが皆さんの知見を、世界中に散らばる何千という企業やサステナビリティ提唱者に提供し、彼らが皆さんの知見を現実の行動に発展させています。

私たち皆で、サステナブルな未来を作り上げていきましょう。そのためには、「どうやって始める?」、「最大の効果を上げる取り組みを知るにはどうすれば?」、「もっとできることは?」といった重要な疑問に答えるべく、より多くの企業をサポートすることから始めましょう。

こういった質問に答えるためにデータを使用すればするほど知見が拡散され、ビジネスリーダーたちが自身の事業運営に意義のある変革を導入する際に不可欠な助けとなることでしょう。まずはお試しください。本日を機にプロジェクトや情熱に対して真正面から向き合い、圧倒的変革につながるスケーラブルな取り組みへと導きましょう。