Snowflake マーケットプレイス、Tangerine 「Store360」 でデータ公開を開始 小売業界での分散化するデータを一元管理

データクラウドを提供するスノーフレイク(所在地:東京都渋谷区、社長執行役員:東條 英俊)は、本日、小売企業の店舗成長戦略を全方位的に支援するTangerine株式会社(東京都港区 代表取締役:平井 清人、以下Tangerine)が、Snowflake マーケットプレイスに、同社が提供する来店分析・顧客エンゲージメントプラットフォーム「Store360」が保有するデータを公開開始したことを発表いたしました。

小売業界においての高品質な顧客体験を実現するためのビジネス要件は、商圏内にどれだけの人がいるのか滞在顧客の把握から始まり、来店店内・回遊など館内の顧客行動を把握するための店前流量や来館者数の分析、各フロアーへの立ち寄り率、そして最終的に購買に至るレジ通過客数など多岐に渡ります。Tangerineは、こういったビジネス要件に対し、高品質な顧客体験を前提としたデータ取得が可能なStore360を提供しています。

これらの高品質な顧客体験を前提としたデータ分析に有効とされるデータは、基地局、GPSやWiFiなどはもちろん、店舗内外に設置されたセンサーなどのIoTデバイス、AIカメラ、ICタグなどのRFID、売上などのPOSデータなど多種多様なデータです。しかしこれらのデータを取得するには、提供する企業によってデータの保管場所やデータの種類が異なるため、データの取得から分析に至るまで、時間やコストだけではなくデータ連携など技術的解決に課題を抱えていました。

そこでTangerineは、Store360のデータをSnowflake マーケットプレイスにデータを公開することで、これまでの懸念事項であったデータ連携、データ活用、コスト削減を実現させることができました。更に、自社アプリにTangerineのSDK(ソフトウェア開発キット)を導入することで、アプリユーザーのリアル店舗への来店計測を可能にし、当該データをマーケットプレイスを通じて、Snowflakeに保有するお客様の会員情報基盤、IDPOSデータなどの社内データとシームレスに統合・分析・施策への活用し、データ活用が難しかったデータの活用も可能となりました。これによりTrangerineが目指すOne to One配信やカスタマージャーニー、マルチチャネル配信など顧客接点の拡大と顧客体験の向上させるためのデータ活用を推進し、小売業界での店舗DX(デジタルトランスフォーメーション)をStore360で実現します。

Snowflake マーケットプレイスは、データサイエンスやビジネスインテリジェンス、分析の専門家に対してすぐに検索できるライブデータへのシームレスなアクセスを提供することで、データの発見、アクセスおよび購入プロセスを最適化します。スノーフレイクのプラットフォームの安全なデータ共有技術を活用すれば、データにアクセスするための高い費用や面倒なデータパイプライン、データ統合の必要がなくなります。これにより顧客は時間を節約し、利用可能な最新データに即座にアクセスできるようになります。

Tangerine株式会社 取締役COO 島田 崇史氏は、次のように述べています。

「Tangerineは、小売企業の店舗成長戦略を全方位的に支援するという強い理念を掲げています。中でもStore360は、高品質な顧客体験を前提としたデータ取得を強化しています。これまで技術的に難しかったデータ コラボレーションが、今回Snowflake マーケットプレイス上で提供することで、その垣根を越えたデータの提供が可能になります。」

スノーフレイク 社長執行役員 東條 英俊は次のように述べています。

「当社は、このたびSnowflake マーケットプレイスとTangerine社との連携を大変嬉しく思います。データを提供する企業によって異なるデータ保管場所も、Snowflake マーケットプレイスを活用することでその垣根を越え、必要なデータをそれを必要とする小売業界の顧客に提供できるようになったことを大変喜ばしく思います。Snowflakeのプラットフォームを通じて、簡単かつ安全にデータに基づいた意思決定を行うことができるようになります。」

スノーフレイクについて

スノーフレイクは、Snowflakeのデータクラウドを用い、あらゆる組織が自らのデータを活用できるようにします。顧客企業はデータクラウドを利用してサイロ化されたデータを統合し、データを検索して安全に共有しながら、さまざまな分析ワークロードを実行しています。データやユーザーがどこに存在するかに関係なく、Snowflakeは複数のクラウドと地域にまたがり単一のデータ体験を提供します。多くの業界から何千ものお客様(2022年7月31日時点で、2022年のForbes Global 2000社(G2K)のうち510社を含む)が、Snowflakeデータクラウドを全社で幅広いビジネスに活用しています。詳しくは、snowflake.comをご覧ください。

 

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Snowflake株式会社
PR担当 山中
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