全世界のデータをデータクラウドに統合する新機能を発表

6月 09, 2021

※本報道資料は、米国スノーフレイク社が６月８日に発表したプレスリリースの抄訳です。

2021 年 6 月 9 日

スノーフレイク

スノーフレイク、全世界のデータをデータクラウドに統合する新機能を発表

データプログラマビリティ、グローバルデータガバナンス、プラットフォーム最適化の進歩により、より多くのユーザーに拡張性と選択肢を提供

データクラウドを提供するスノーフレイク (ニューヨーク証券取引所：SNOW、以下スノーフレイク)は本日、これまでデータクラウドで提供できる機能をさらに拡充する、最新の製品イノベーションを同社の年次 Snowflake Summit にて発表しました。データプログラマビリティ、グローバルデータガバナンス、プラットフォーム最適化に関するイノベーションにより、データクラウドにより多くのデータを結合することにより、データからさらに価値を引き出し、強力なビジネスインサイトを得ることが可能になります。

データプログラマビリティのイノベーション

Snowpark：Snowflake の新たな開発者エクスペリエンスである Snowpark では、まず Java と Scala がサポートされます。データエンジニア、データサイエンティスト、開発者は、自身の好みの言語や慣れ親しんだプログラミング概念を使用してワークロードを構築した後、 Snowflake 上で直接そうしたワークロードを実行できるようになります。現在はプライベートプレビュー版ですが、近日中にパブリックプレビュー版を公開します。
Java UDF：Java ユーザー定義関数（UDF）を使用してカスタムコードとビジネスロジックを Snowflake に取り込むことにより、パフォーマンスの向上とユースケースを拡張できます。またその一方で管理の複雑さが軽減されます。現在はプライベートプレビュー版ですが、近日中にパブリックプレビュー版を公開します。
非構造化データ：Snowflake は、非構造化データから価値を引き出すまでの時間を短縮します。構造化データと半構造化データを同時に処理できるため、ファイルデータの保存、データガバナンス、処理、共有が可能となり、新たな収益機会がもたらされます。現在はプライベートプレビュー版ですが、近日中にパブリックプレビュー版を公開します。
SQL API：Snowflake の SQL API では、カスタムアプリケーションと市販アプリケーションで REST API を介して直接 Snowflake を呼び出すことができ、クライアント側のドライバーを必要としません。このため、複雑さや管理上のオーバーヘッドの要件を軽減できます。現在パブリックプレビュー版を公開しています。

英国のスーパーマーケットセインズベリーズ（Sainsbury’s）をはじめとして、お客様はすでに Snowflake のデータプログラマビリティ機能を活用しています。セインズベリーズのデータビジュアライゼーションおよびオートメーション担当上級マネージャーである Steven Henson-Tyers 氏は次のように述べています。「Snowflake には柔軟で拡張性のあるツールセットと処理能力があるため、粒度の高いデータを集めて、既存のデータを基に構築することができます。スノーフレイクのデータクラウドを活用することで、当社のデータサイエンティストは、これまで以上に迅速かつ効果的なモデル構築とイテレーション開発に必要となるより多くの情報に、ほぼリアルタイムでアクセスできるようになっています」

データクラウド分野における Snowflake の中核的なイノベーションに加えて、スノーフレイクはパートナーエコシステムの拡大と深化を続けています。新しい Snowpark Accelerated Program では、 Snowpark と統合するパートナーに対して、専門の技術者からのサポートを提供するほか、スノーフレイクのお客様との接点も提供します。Dataiku や DataRobot などのデータサイエンティストパートナーも、 Snowflake との統合を強化しているところです。さらに、Amazon Web Services（AWS）は、 Snowflake と Amazon SageMaker Data Wrangler との統合に乗り出しました。本日より、 Snowflake を Amazon SageMaker Data Wrangler のデータソースとして使用することで、 Snowflake のデータを簡単に機械学習用に準備できるようになりました。

グローバルガバナンス機能

クラシフィケーション（分類）：Snowflake のクラシフィケーション機能は、個人を特定できる情報（PII）を指定されたテーブル内で自動的に検出し、タグ付けフレームワークを活用してデータに注釈を付けます。これにより、ロールベースのポリシーを適用してデータへのアクセスを制御することができます。現在はプライベートプレビュー版が公開されています。
匿名化ビュー：この新機能を使用することにより、データセット内の個人情報やアイデンティティを保護しながら、その分析価値を維持できます。近日中にプライベートプレビュー版が公開される予定です。

プラットフォーム最適化

より経済的なストレージ：最近、Snowflake のデータのストレージ格納構造を変更した結果、圧縮率が向上し、ストレージコストの削減につながりました。この強化されたストレージ技術は、ユーザーの操作や設定の変更、アプリケーションやクエリの変更なしに透過的に利用できます。この機能はすでにスノーフレイクのお客様には公開されており、新しく書き込まれたデータにも適用されます。
インタラクティブな体験へ のサポート強化：大容量・低レイテンシーのワークロード要件に合わせてリリースされた新機能です。ワークロードの処理については、単一のコンピュートクラスターでクエリのスループットを最大 6 倍向上、平均クエリ応答時間を最大で 8 分の 1 に短縮できるようになりました。現在はプライベートプレビュー版が公開されています。
使用状況ダッシュボード：プラットフォーム全体の使用量とコストの把握に役に立ち、組織全体での Snowflake アカウントを簡単に管理できるようになります。現在パブリックプレビュー版が公開されています。

スノーフレイクの製品担当シニアバイスプレジデントである Christian Kleinerman は次のように述べています。「Snowflake のユニークなアーキテクチャは、データクラウドのデータを用いて何ができるのか再定義しただけでなく、今後も構築と革新を続けていくための強力な基盤となっています。卓越したパフォーマンス、運用の複雑さの軽減、セキュリティの強化によって、６つの主要なワークロードにおけるスノーフレイクのリーダーシップは強固なものとなり、クラウドや地域を越えたグローバルなエクスペリエンスの創出が可能となります」

新たに発表されたスノーフレイク製品の新機能・機能拡張の詳細については、こちら（ブログ投稿）をご覧ください。Snowflake Summit における基調講演、分科会、ハンズオンラボは、こちらでご視聴いただけます。スノーフレイクの経営陣、お客様、パートナーの声をお聴きください。

将来の見通しに関する記述

このプレスリリースには、スノーフレイクの事業戦略、製品、サービス、技術提供（開発段階のものを含む）、市場の成長、動向、競争上の考慮事項、サードパーティー製プラットフォームとの統合、相互運用性、可用性に関する記述を含む、明示的および暗示的な将来の見通しに関する記述が含まれています。このような将来の見通しに関する記述は、スノーフレイクが米国証券取引委員会に提出した 2021 年 4 月 30 日までの会計四半期の四半期報告書（Form 10-Q）の「リスク要因」の見出しの下などに記述されている内容を含め、数多くのリスク、不確実性、仮定を前提としています。このようなリスク、不確実性、仮定を踏まえ、実際の業績が、予測または暗示された将来の見通しに関する記述とは著しく、あるいは不利に異なる場合があります。したがって、将来の見通しに関する記述を、今後の事象の予測として信頼することはお控えください。

スノーフレイクについて:

スノーフレイクが提供するデータクラウドは、数千もの企業がデータを集積するグローバルなネットワークであり、無限に近い拡張性、同時実行性、性能を実現しています。顧客企業はデータクラウド内で、サイロ化したデータを集結し、管理されたデータを簡単に検索して安全に共有しながら、さまざまな分析ワークロードを実行しています。スノーフレイクはデータやユーザーの場所を問わず、さまざまなパブリッククラウドの壁を越えて単一でシームレスなエクスペリエンスを提供します。スノーフレイクのプラットフォームはデータクラウドへのアクセスを推進し、利用可能にするエンジンであり、データウェアハウジング、データレイク、データエンジニアリング、データサイエンス、データアプリケーション開発、データ共有におけるソリューションをもたらしています。

スノーフレイクのデータクラウドは、顧客、パートナー、データプロバイダーのビジネスを新たなフロンティアへと導きます。ぜひ、データクラウドにご参加ください。Snowflake.com

Snowflake 株式会社は、スノーフレイクの日本法人です。詳細はこちらよりご覧いただけます。

<本件に関するお問い合わせ>
Snowflake株式会社
マーケティング本部　中島悠希　[email protected]