SalesforceとSnowflake、データシェアリングベースの統合を一般提供開始、データドリブンなエンゲージメントでお客様をサポート

Salesforceは本日、Salesforceデータクラウドでの、SnowflakeデータクラウドとのBring Your Own Lake(BYOL)データシェアリングの一般提供を発表しました。これはSalesforceとSnowflakeの既存のパートナーシップに基づくもので、両社のお客様のデータストレージと実用的なインサイトを集約します。

重要である理由:Salesforceデータクラウドは、企業が保有するすべてのSalesforceデータと外部ソースからの膨大なエンゲージメントデータを統合し、調和のとれた統一された顧客プロファイルを作成できる、ハイパースケールの顧客データプラットフォームです。企業は、Salesforce Customer 360のセールス、サービス、マーケティング、コマースの各アプリケーションにまたがるデータを、AI、自動化、分析によって迅速に活用できます。

  • このコラボレーションは、SalesforceとSnowflakeのデータをつなぐことで、Salesforceの顧客データとSnowflakeのデータをシームレスに組み合わせるというすべてのビジネスに共通の課題を解決します。
  • これにより、企業は顧客の行動、市場トレンド、業務効率に関してより詳細なインサイトを得ることができ、市場変化へのより迅速な対応、顧客ニーズの予測、業務の最適化が可能になります。

注目すべき価値:SalesforceによるSnowflakeデータクラウドとのBYOLデータシェアリングを活用すると、両社共通のお客様は、SalesforceのデータをSnowflakeにあるエンタープライズデータと組み合わせてデータの価値をさらに高めることが可能になります。Salesforceデータクラウドの価値の高い顧客データとインサイトを活用して、自社のSnowflakeワークロードを強化できます。

  • この統合により、簡単にデータをインサイトに変換できます。たとえば、小売企業はSalesforceの販売データとSnowflakeの市場トレンドの外部データを迅速に組み合わせることができます。これにより、顧客の行動の変化を特定してよりスマートな在庫管理やマーケティング意思決定を行えるようになり、AIを活用したインサイトによってカスタマーエクスペリエンスを改善できます。
  • 今後数か月のうちに、SalesforceとSnowflakeは、BYOLデータフェデレーションを開始する予定です。Salesforceデータクラウド内でSnowflakeのデータにアクセスできるようになるため、双方向のデータシェアリング機能をフル活用できます。
  • 統合後は、Salesforceデータクラウド内でアクセスされたデータが、Customer 360内の既存のアプリケーションやプロセスでネイティブに利用可能になります。

ゼロETL:SalesforceによるSnowflakeとのBYOLデータシェアリングの導入により、お客様は従来の複雑な抽出、変換、ロード(ETL)プロセスが不要になり、複数のプラットフォームにまたがるデータに直接アクセスできます。

  • ゼロETLアプローチにより、最高クラスの基準のセキュリティとガバナンスを維持しながら、最新のデータにリアルタイムでアクセスできます。従来のETLツールを維持する必要がなくなり、データ管理が合理化され、運用コストが削減されます。

影響:SnowflakeとのBYOLデータシェアリングは、役割の枠を超えた新たな可能性を開きます。その主な例は以下のとおりです。

  • データサイエンティストは、SnowflakeでAIや機械学習のモデルを構築して、特定の製品カテゴリーに対する顧客の購買傾向スコアを判断できます。プロファイル、ウェブサイト訪問、POSデータなどのSalesforceオブジェクトをSnowflakeの製品カテゴリーデータと組み合わせて、新しいインサイトを引き出すことができます。
  • マーケターは、CRMデータとCRM以外のデータを統合することで、セグメンテーションを強化し、キャンペーンをパーソナライズできます。そして、そのデータをカスタムAIモデルで使用して顧客の嗜好を予測し、ターゲットを絞ったキャンペーンやエンゲージメントの最大化につなげることができます。
  • 営業担当者は、SnowflakeでCRMデータとサードパーティデータを統合することで、インテリジェントな予測とパフォーマンス分析を活用できます。そしてそこから戦略を改善し、パフォーマンスを最適化し、顧客重視の成功を優先させることができます。
  • アナリストは、Salesforceの過去の販売データと連絡先データをSnowflakeのウェブ分析データと統合することで、情報に基づいた意思決定を推進できます。これにより、顧客のトレンドと行動を特定し、戦略的インサイトを得ることができます。

Salesforceの視点:「データは、AIを活用してパーソナライズされた関連性の高いエクスペリエンスをすべてのタッチポイントにわたって提供するための基盤です。Snowflakeとのパートナーシップにより、企業はスムーズにデータを統合して、より優れた顧客インサイトや顧客エクスペリエンスを実現できるようになります。私たちは連携して、データとAIを活用した成功の未来を形作っています」 – Salesforce Unified Data Services & Einstein担当EVP & GM、Rahul Auradkar氏

Snowflakeの視点:「SnowflakeとSalesforceの統合により、企業の皆様はストレスのない統合された最新のデータスタックを利用できるようになりました。これからは差別化されたエクスペリエンスを顧客に提供することに集中できます。データなくしてAIは存在しません。AI/MLへの関心が高まるなかで、私たちはこの連携により、お客様を導いていくことができます」 – Snowflake製品担当上級副社長(SVP)、Christian Kleinerman

さらに詳しく:この統合についてさらに詳しく知りたい方は、Salesforce+でDreamforce 2023のストリーミング配信を視聴できます。また、DreamforceのSnowflakeブースにもぜひお立ち寄りください。

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Snowflakeについて

Snowflakeは、あらゆる組織がSnowflakeデータクラウドを用いて自らのデータを最大限に活用するのを支援します。顧客はデータクラウドを利用して、サイロ化されたデータの統合、データの検出と安全な共有、データアプリケーションの強化、多様なAI/MLおよび分析ワークロードの実行が可能になります。データやユーザーがどこに存在するかに関係なく、Snowflakeは複数のクラウドと地域にまたがり単一のデータ体験を提供します。多くの業界の何千社もの企業(2023年7月31日時点で、2023年Forbes Global 2000社(G2K)のうち639社を含む)が、Snowflakeデータクラウドを全社で幅広いビジネスに活用しています。詳しくは、snowflake.comをご覧ください。

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