Snowflake マーケットプレイスに、国内最大規模のリアルワールドデータを保有するMDVが参画。ビッグデータのグローバル活用で新たなビジネスモデル創出へ

マーケットプレイスのさらなる活用で、医療業界を越えたデータ活用も加速
データクラウドを提供するスノーフレイク(所在地:東京都渋谷区、社長執行役員:東條 英俊)は本日、国内最大規模のリアルワールドデータ(RWD)を保有するメディカル・データ・ビジョン株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎 博之、以下 MDV)が、Snowflake マーケットプレイスに同社が保有するRWDを公開したことをお知らせします。

  • MDVが保有する国内最大規模のRWDを国内外問わずグローバルで活用し、新たなビジネスモデルの提案を可能にする
  • 医療業界だけではなく、業界をまたいだRWD活用とビジネスモデルを可能にする

MDVは、医療情報のネットワーク化を推進しており、同社が保有する大規模診療データベースは4,000万人を超えています。MDVが保有する、病院診療データベース、健保組合レセプトデータベースなどのRWDは、これまでは日本国内の臨床研究に提供されていました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、海外に拠点を持つ外資系製薬会社との臨床研究が加速する中、従来のデータ活用基盤では、外資系製薬会社との共有に時間やコストが発生し円滑に臨床研究を進めることが難しい状況でした。そこでMDVは、Snowflake マーケットプレイスにおいて同社のRWDを公開することで、日本国内外場所を問わず、いつでもどこからでもこれらのデータベースにアクセスすることができる環境を構築しました。

また、Snowflake マーケットプレイスに保有するデータを公開することで、医療業界だけではなく、保険・医療機器・介護・ヘルスケア・食品・ITやデジタル業界はもちろん、金融・小売・製造・エネルギー業界とのデータ コラボレーションを実現し、新たなインサイトを得ることができます。例えば、気象データとRWDがコラボレーションすることで、気温変動に伴う疾患者の増減を予測します。その一つに、気温上昇における熱中症患者の発生件数などが挙げられます。これらのデータを小売・食品・ヘルスケア・ITやデジタル業界などで活用することで、気温の変化に伴う最適な商品の開発、製造、仕入れ・販売予測、病気の対策や予防などのマーケティング施策などを可能にします。

Snowflake マーケットプレイスは、データサイエンスやビジネスインテリジェンス、分析の専門家に対してすぐに検索できるライブデータへのシームレスなアクセスを可能にすることで、データの発見、アクセスおよび購入プロセスを最適化します。スノーフレイクのプラットフォームの安全なデータ共有技術を活用すれば、データにアクセスするための高い費用や面倒なデータパイプライン、データ統合の必要がなくなります。これにより顧客は時間を節約し、利用可能な最新データに即座にアクセスできるようになります。

メディカル・データ・ビジョン株式会社 取締役 中村 正樹氏は、次のように述べています。

「MDVは、“豊富な実証データに基づいた医療の実現”を経営理念に掲げています。Snowflake マーケットプレイス上でMDVが保有するRWDを公開したことは、こうした取り組みにおける大きな一歩と捉えています。データを必要とする企業に、国内外はもちろん業界ごとの垣根を越え、データを活用できる形で提供することで生まれる新しい価値を通じて、社会に貢献できると信じています」

スノーフレイク 社長執行役員 東條 英俊は次のように述べています。

「Snowflake マーケットプレイスとMDVとの連携を大変嬉しく思います。MDVが保有するRWDがSnowflake マーケットプレイスに加わることで、国内外の垣根を越え、新薬の臨床開発プロセスの効率化・高度化などに寄与できると考えています。またSnowflakeのプラットフォームを通じて、お客様は簡単かつ安全にデータに基づいた意思決定をできるようになると確信しています」 

スノーフレイクについて

スノーフレイクは、Snowflakeのデータクラウドを用い、あらゆる組織が自らのデータを活用できるようにします。顧客企業はデータクラウドを利用してサイロ化されたデータを統合し、データを検索して安全に共有しながら、さまざまな分析ワークロードを実行しています。データやユーザーがどこに存在するかに関係なく、Snowflakeは複数のクラウドと地域にまたがり単一のデータ体験を提供します。多くの業界から何千ものお客様(2022年7月31日時点で、2022年のForbes Global 2000社(G2K)のうち510社を含む)が、Snowflakeデータクラウドを全社で幅広いビジネスに活用しています。詳しくは、snowflake.comをご覧ください。

<本件に関するお問い合わせ>
Snowflake株式会社
PR担当 山中
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