Snowflake、NVIDIAと連携し、業界を刷新するフルスタックのAIプラットフォームを提供

本報道資料は米国スノーフレイク社が3月18日に発表した内容の抄訳です。

Snowflake CortexがNVIDIAモデルに対応し、データクラウドにおけるAI生産性を向上

データクラウドを提供するSnowflake(ニューヨーク証券取引所:SNOW)は本日、NVIDIA GTCにおいて、NVIDIAとの連携を拡大し、NVIDIAのフルスタックのアクセラレーテッドプラットフォームと、Snowflakeのデータクラウドの信頼性の高いデータ基盤およびセキュアAIを一つにし、AIプラットフォームによるエンタープライズ顧客の支援を強化することを発表しました。両社の安全で強力なインフラストラクチャとコンピュート機能を組み合わせることで、AIの生産性を実現、加速化し、あらゆる業界の事業変革を促進します。

SnowflakeのCEOであるSridhar Ramaswamy(スリダール・ラマスワミ)は次のように述べています。「データはAIの燃料であり、効果的なAI戦略を策定する要です。NVIDIAと連携することで、信頼性の高いエンタープライズデータを実現する安全で拡張性のある使いやすいプラットフォームを提供します。そして、AIの複雑さを取り除き、ユーザーに技術的専門知識があるかどうかに関わらず、AIのメリットを迅速かつ簡単に実現できるようにします」

NVIDIAの創業者でCEOのジェンスン・フアン(Jensen Huang)氏は次のように述べています。「エンタープライズデータは、インテリジェンスを創出し、新たなインサイトを発見するためのカスタムAIアプリケーションの基礎です。NVIDIAのアクセラレーテッドコンピューティングとソフトウェアをSnowflakeのデータプラットフォームと組み合わせることで、お客様は安全な生成AIアプリケーションを構築、展開、管理できるようになり、企業におけるAIの普及が進むでしょう」

SnowflakeとNVIDIAがすでに発表しているNVIDIA NeMoの統合をさらに拡大し、Snowflakeのお客様は近い将来、Snowflakeの内蔵機能により、データのセキュリティ、プライバシー、ガバナンスをシームレスに維持しつつ、NVIDIA NeMo Retrieverをデータクラウドの自社専有データで直接活用できるようになります。 

NeMo Retrieverはチャットボットアプリケーションのパフォーマンスと拡張性を向上させ、価値創出の時間を短縮し、Snowflakeのフルマネージド大規模言語モデル(LLM)およびベクトル検索サービスのSnowflake Cortex(プレビュー段階の機能を含む)でAIアプリケーションを構築している、400社以上に提供します。また連携拡大により、ディープラーニングの推論アプリケーション向けの低遅延かつ高スループットのNVIDIA TensorRT™ソフトウェアを提供し、LLMによる検索機能を向上させます。

NVIDIAのアクセラレーテッドコンピューティングはSnowpark Container Servicesの他、以下のようなSnowflakeのAI製品に搭載されます。

  • Snowflake Cortex LLM Functions(パブリックプレビュー):SQLスキルのあるユーザーはより小規模なLLMを活用し、コスト効率を確保しつつ、感情分析、翻訳、要約といった特定の業務を数秒で遂行できます。より高度な使用例として、Mistral AI、Metaなどの高性能モデルを活用して、数分でAIアプリケーションの開発も可能です。
  • Snowflake Copilot(プライベートプレビュー):SnowflakeのLLMによるアシスタント機能で、生成AIを活用した自然言語によるSnowflakeのコーディングの日常業務が可能となります。また、データについてプレーンテキストで質問したり、対象データセットに対するSQLクエリを書いたり、クエリを改善したり、インサイトを絞り込んだりすることができます。
  • Document AI(プライベートプレビュー):LLMを活用し、書類上の請求金額や契約条件といったコンテンツを容易に抽出し、ビジュアルインターフェースや自然言語により結果をきめ細かく設定できます。Document AIを活用することで、社内の書類処理を自動化し、手作業によるミスを減らし、効率化を図ることができます。

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Snowflakeについて

Snowflakeは、Snowflakeデータクラウドを通じてあらゆる組織がデータをモビライズできるよう支援します。Snowflakeのお客様は、データクラウドを活用して、サイロ化したデータの統合、データの発見と安全な共有、データアプリケーションの推進、多様な人工知能(AI)/機械学習(ML)ワークロードや分析ワークロードの実行を実現しています。データやユーザーがどこに存在するかに関係なく、Snowflakeは複数のクラウドと地域にまたがって単一のデータエクスペリエンスを提供します。さまざまな業界の何千ものお客様(2024年1月31日時点で、2023年のForbes Global 2000(G2K)の691社を含む)が、Snowflakeデータクラウドによってビジネスを強化しています。詳しくは、snowflake.comをご覧ください。

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