スノーフレイク、開発者がデータクラウド上でアプリケーションを開発 収益化、デプロイするためのネイティブアプリケーションフレームワークの提供を開始

※本報道資料は米国スノーフレイク社が6月14日に発表した内容の抄訳です。

  • Snowflakeのネイティブアプリケーションフレームワークは、データクラウド上でデータ集約型アプリケーションを開発、収益化、デプロイできるプラットフォームを開発者に提供
  • Snowflakeマーケットプレイスが拡大され、アプリケーションが提供されるようになることで、Snowflakeアカウント内でネイティブにアプリケーションを見つけてインストールすることが可能に
  • Capital One、Goldman Sachs、LiveRamp、Informaticaなどの企業がSnowflakeを利用して高品質で安全なサーバーレスアプリケーションを開発、販売し、データクラウド上でそれぞれの顧客と連携

データクラウドを提供するスノーフレイク(ニューヨーク証券取引所:SNOW)は本日、年次のユーザーカンファレンスであるSnowflake Summit 2022において、データクラウド上でネイティブに開発、販売、デプロイされるアプリケーション群のリリースを発表しました。この新たなネイティブアプリケーションフレームワーク(現在プライベートプレビュー中)を利用することで、開発者は構築したアプリケーションをSnowflakeデータマーケットプレース で収益化することができます。また、消費者は、Snowflakeインスタンス内で直接、アプリケーションを安全にインストールして実行することができるため、データを移動させる必要性が軽減されます。スノーフレイクは、顧客やパートナーにデータ集約型アプリケーションの開発に最適なプラットフォームを提供することに注力しており、ネイティブアプリケーション フレームワークはその目的を達成するための重要な要素です。 

現在プライベートプレビュー中のネイティブアプリケーション フレームワークを利用することで、開発者はストアドプロシージャ、ユーザー定義関数(UDF)、ユーザー定義テーブル関数(UDTF)といったSnowflakeの機能を活用してアプリケーションを開発できます。また、インタラクティブなカスタマーインターフェースやテレメトリ機能(監視やトラブルシューティング用のイベントやアラートなど)の開発向けに、Streamlitとの統合などの機能も開発中です。ネイティブアプリケーション フレームワークは、Snowflakeの優れた可用性と障害回復力、グローバルコラボレーション機能、セキュリティ体制をベースとしています。そのため、開発者はデータクラウド上で作業負荷を気にすることなく機能に集中し、アプリケーション開発の速度を高めることができます。また開発者は作成したアプリケーションを6,300社(2022年4月30日時点)にのぼるSnowflakeユーザー企業にそのまま配信し収益化することができるため、データクラウド上の開発者はオペレーション上の負担に惑わされず機能開発のみに専念することができます。販売されたアプリケーションはエンドユーザーである顧客のSnowflakeアカウント内で実行されるため、データの移動や共有が不要であり、開発者は機密顧客データを管理する必要なく最適な機能を提供できます。

Capital One社のエンタープライズB2Bソフトウェア部門であるCapital One Softwareは、Snowflakeのネイティブアプリケーションフレームワークを利用し、データクラウド上でネイティブにアプリケーションを開発、デプロイしています。

Capital One SoftwareのSlingshotエンジニアリング担当副社長であるSalim Syed氏は、次のように述べています。「データクラウド上でネイティブにアプリケーションを開発、販売、デプロイするSnowflakeの機能により、顧客に迅速に価値を提供できるようになると期待しています。Snowflakeのデータクラウドを利用する顧客向けのデータ管理ソリューションであるCapital One Slingshotの提供開始に続いて、Snowflakeネイティブアプリケーションフレームワークによって、さらに多くのお客様にリーチする可能性と機会が拡がり、Snowflakeマーケットプレイス用のSlingshotアプリでSnowflakeを効率的に利用できるよう顧客をサポートできるようになりました。」

その他にも、LiveRamp社やInformatica社などの顧客やパートナーが、ネイティブアプリケーションフレームワークを利用してクラウドコスト管理、IDデータ検証・照合、データ収集などのさまざまなユースケース向けにアプリケーションを開発しています。例えばInformatica社はネイティブアプリケーションとしてのInformatica Enterprise Data Integratorの開発を計画しており、完成すれば顧客企業はデータクラウド上でエンタープライズアプリケーションデータをスムーズに統合できるようになります。プライベートプレビュー中であるSnowflakeのGoogle Analytics ConnectorとServiceNow Connectorも、ネイティブアプリケーションフレームワークを利用して開発されました。

ネイティブアプリケーションにより、Snowflakeはコラボレーションの新時代に突入 Snowflakeマーケットプレイスが拡大され、データクラウドでネイティブに実行されるアプリケーションが提供されることにより、顧客は以下のことを行えるようになります。

  • わずか数回のクリックでアプリケーションを発見してインストールし、より速く価値を獲得。
  • Snowflakeインスタンス内で直接アプリケーションを使用することにより、セキュリティとガバナンスを向上
  • Habu社などのパートナーが提供するグローバルなデータクリーンルームアプリケーションなど、最先端のテクノロジーを利用し、コラボレーションを拡大。

スノーフレイクの製品管理担当シニアディレクターであるChris Childは、次のように述べています。「アプリケーションはもともと、SnowflakeのDNAの一部です。Snowflakeネイティブアプリケーションフレームワークにより、データクラウド上でネイティブにアプリケーションを開発、販売、使用できるシームレスな方法で、すべての顧客が未来に足を踏み出することができます。」

Powered by Snowflakeパートナーがアプリケーションの未来を築く
アプリケーションは、Snowflakeの広範なパートナーエコシステムに不可欠な要素です。Aladdin®を提供するBlackRock社、Okta Inc.社、Warner Music Group社など、425社以上(2022年4月30日時点)のPowered by Snowflakeパートナーが、Snowflakeをデータインフラストラクチャとして使用するアプリケーションを開発しています。Snowflakeを利用することで、パートナーは顧客基盤を拡大し、より良いアプリケーションを大規模に開発するために必要なサポートを得ることができます。

スノーフレイクは、2022年3月に買収したStreamlitと連携し、次世代のアプリケーションを発見、開発し、コラボレーションすることができる単一のパワフルなプラットフォームを開発者やデータサイエンティストに提供し続けます。開発者は、データアクセスとデータガバナンスを簡略化し、好みのツールを使用してアプリケーションを開発することができます

このネイティブアプリケーションフレームワークの他にも、スノーフレイクは、新たなUnistoreワークロードサイバーセキュリティワークロードデータプログラマビリティ強化機能などについてSnowflake Summit 2022で発表しました。

関連情報 

将来の見通しに関する記述について
このプレスリリースには、明示または黙示を問わず、(i)Snowflakeの事業戦略、(ii)開発中または一般に提供されていないSnowflakeの製品、サービス、テクノロジー、(iii)市場の拡大、トレンド、競争状況に関する考察、(iv)Snowflake製品とサードパーティプラットフォームの統合およびサードパーティプラットフォーム上でのSnowflake製品の相互運用性と可用性についての言及など、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、さまざまなリスク、不確実性、前提に左右されます。これには、Snowflakeが証券取引委員会に提出するForm 10-Q(四半期レポート)やForm 10-K(年次レポート)内の「リスク要因」などのセグメントに記載されているリスク、不確実性、前提が含まれます。これらのリスク、不確実性、前提を考慮すると、将来の見通しに関する記述において予想または暗示されている結果と比較して、実際には大きく異なる結果や反対の結果に至る可能性があります。  そのため、将来の見通しに関するいかなる記述も、未来の出来事についての予測として利用してはなりません。  

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スノーフレイクについて
スノーフレイクは、Snowflakeのデータクラウドを用い、あらゆる組織が自らのデータを活用できるようにします。顧客企業はデータクラウドを利用してサイロ化されたデータを統合し、データを検索して安全に共有しながら、さまざまな分析ワークロードを実行しています。データやユーザーがどこに存在するかに関係なく、Snowflakeは複数のクラウドと地域にまたがり単一のデータ体験を提供します。多くの業界から何千ものお客様(2022年4月30日時点で、2021年のForbes Global 2000社(G2K)のうち506社を含む)が、Snowflakeデータクラウドを全社で幅広いビジネスに活用しています。詳しくは、snowflake.comをご覧ください。

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Snowflake株式会社
PR担当 山中
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Source: Snowflake Inc.