スノーフレイク、メディア・広告エコシステムにおけるデータコラボレーションのためのメディアデータクラウドの提供を開始

※本報道資料は米国スノーフレイク社が 10 月 19 日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。 

スノーフレイク、メディア・広告エコシステムにおけるデータコラボレーションのための メディアデータクラウドの提供を開始 

  • メディア データクラウドによって、企業はアイデンティティ、オーディエンスインサイト、ターゲティング、有効化、測 定のためにコラボレーションデータの共有、参加、分析を動的に行うことが可能に 
  • AWS、Disney Advertising Sales、Experian、Horizon Media、 The Trade Desk をはじめとす る業界リーダーがメディアデータクラウドの顧客やパートナーに

データクラウドを提供するスノーフレイク(ニューヨーク証券取引所:SNOW)は本日、同社の強力なデ ータシェアリング技術、最先端のプライバシーおよびガバナンス基準、Snowflake およびパートナーが提供 するソリューションと業界別のデータセットを統合した、メディアデータクラウドを発表しました。メディアデータ クラウドによって、マーケティング担当者やパブリッシャー、データおよびアドテク企業は、広告エコシステム全 体を通じて自社データを解放してアイデンティティやインサイト、アクティベーション、測定を行えるようになり ます。 

メディアや広告業界では、視聴者の習慣、業界標準の急速な変化、データの利用や消費者の個人情 報の取扱いに関する監視強化などの大きな変化が進行中です。スノーフレイクのメディアデータクラウドによって、企業はこうした新たな状況においても、一切のデータを Snowflake の環境から動かすことなく、デ ータへのアクセスやコラボレーションが簡単に行えるようになります。

マーケティング担当者やパブリッシャー、アドテク企業は、メディアデータクラウドを活用することで、ファースト パーティデータのマッチングを実行して、オーディエンスインサイトの作成、キャンペーンのアクティベーションや 測定をデータの移動やコピーを制限しながら行うことができます。従来、「プライバシーサンドボックス」は大 規模なテクノロジープラットフォームしか実現できませんでしたが、スノーフレイクがデータのクリーンルームを実 現したことで、どのパブリッシャーや広告主、代理店、アドテク企業の誰もが独自のプライバシーやコラボレー ションデータ環境を設計し、スノーフレイクのメディアデータクラウドを活用してカスタマイズした独自ソリューシ ョンが提供できるようになります。 

さらに、以下に挙げるように、マーケティング担当者やパブリッシャーなどがメンテナンスするさまざまなデータ 環境を横断して機能を実行できるよう、メディアデータクラウド上でネイティブアプリケーションを構築する企 業もあります。このアプローチではデータが Snowflake のどこにあってもアプリケーションを実行できるため、 プライバシーやガバナンスのコンプライアンスを強化することができます。 

スノーフレイクは、メディアデータクラウド内で、広告エコシステムのすべての主要領域をカバーするパー トナー提供ソリューションを発表しています。ソリューションはフリクションレスなデータシェアリングやコラボレ ーションを構築できるよう設計されており、ネイティブなアイデンティティや機械学習を組み込んで、オーディ エンスインサイト、メディアプランニング、アクティベーション、測定のためのビジネスソリューションをサポートしま す。スノーフレイクのパートナーとのジョイントソリューションには、以下が含まれます。 

  • Amazon Web Services (AWS) – スノーフレイクは AWS と創業当初から長年にわたっ て関係を築いており、この分野でも今後1年以内に両社からさらに新たな発表を行う予定で す。
  • DataRobot – AI クラウドのリーダー企業である DataRobot は、メディアデータクラウドで顧客 の統合ビューを提供し、マーケティング担当者や現場の意思決定者が最適なチャネルや費用、 広告やメディア投資を予測して、AI をよりインテリジェントなビジネスプロセスに適用するために、リ アルタイムのインサイトを得られるようにします。 
  • Experian – 有力なグローバル情報サービス企業である Experian は、メディアデータクラウド 上で新たな ID データ検証/照合フレームワークを提供しました。これにより顧客は、自社データを 一切移動したりコピーしたりせずに、リアルタイムでデジタルとオフラインの ID 識別子を結び付けら れるようになります。 
  • Habu – Habu は、 メディアデータクラウド上でネイティブにデータクリーンルーム・アプリケーション群を提供します。、オーディエンスインサイト、オーディエンス開発およびターゲティングのために
  • LTI – LTI は Snowflake で運用できるいくつかのプライバシーソリューションを開発し、プライバ シーに関連するあらゆるデータのフラギングや識別のプロセスを自動化して、コンプライアンスを向 

    上します。スノーフレイクの顧客は、データが識別されると、Snowflake にデータを取り込む際 に、データ資産を動的にマスキングして保護することができます。 

  • Slalom – Slalom はクッキーレスなエコシステムのためのソリューションを開発し、マーケティング 担当者が自社のファーストパーティデータからインサイトを生成できるようにすると同時に、個人情 報保護規制を遵守し、データが陳腐化したり、時代遅れにならないようにします。 
  • The Trade Desk – Snowflake の能力を活用することで、広告主や代理店は Unified  ID 2.0 の識別子が生成できるようになり、独立系デマンドサイドプラットフォームの世界的リーダ ーである The Trade Desk を通じて直接、データを有効化することができます。 
  • VideoAmp – VideoAmp はより洗練されたデータドリブンな広告エコシステムを構築し、購入 と販売の両面でメディアの価値を再定義するソフトウェアを提供するデータ企業です。

Snowflake のメディアデータクラウドは顧客に以下の機能を提供します。 

  • Snowflake データマーケットプレイス を活用し、Comscore、 Foursquare、Integral Ad  Science (IAS)、NCSolutions、Merkle 等、175 を超えるデータパートナーが提供する製品 やサービスで、 クエリをただちに実行可能なライブデータにアクセスできます。
  • 部門を超えてデータを安全に結合し、コピーや移動が制限された消費者データを、複数のリージ ョンやパブリッククラウドをまたいで共有し、接続します。あらゆる企業や組織は ETL や API といっ た従来の手法に頼ることなく、データのレイテンシーを低減し、ほぼリアルタイムでより正確なインサ イトを取得してビジネスを実行することができます。 
  • データクリーンルームでセキュリティ管理を容易に行うことができ、ダブルブラインド結合や制限付き クエリ、集中管理されたロールベースアクセス制御(RBAC)、行/列レベルの難読化などの監 査機能によって、データ移動や PII の漏洩リスクなしにデータを共有することができます。 
  • 構造化データ、半構造化データ、非構造化データ(現在プレビュー中)など、あらゆるデータ形 式を大規模に扱うことができ、シングルソースでアクティベートしてターゲット型コンテンツや広告戦 略を実行できるようになります。 

業界最大手の顧客のなかには、すでにスノーフレイクのメディアデータクラウドをデータプラットフォームとして 活用し、広告事業やマーケティングの実行、代理店向け商品やデータソリューションの提供を行っています。

  • Disney Advertising Sales – Disney Advertising Sales はスノーフレイクを重要な戦 略協力企業として、クライアント向けに独自の画期的なクリーンルームソリューションを構築しまし た。同社のクリーンルームは、ブランドの安全性を確保しながら、事前にプランニングした高度なイ ンサイト、アクティベーション、クロスポートフォリオ測定をクライアントに提供します。
  • Horizon Media –最大級の独立系代理店である Horizon Media は、スノーフレイクのメ ディアデータクラウド上で ID とオーディエンスのマッチングソリューションを構築しています。
  • OpenX – OpenX をはじめとするプログラマティック広告プラットフォーム大手は、Snowflake の安全なデータシェアリング機能を活用して、ログレベルのデータをクライアントと共有してマーケテ ィング担当者の可視性を高め、デジタルキャンペーンにエンドツーエンドのアトリビューションを提供 します。 
  • Warner Music Group –Warner Music Group(WMG)では、Snowflake によっ て、ほぼリアルタイムでコンテンツパフォーマンスやユーザーエンゲージメントに関するインサイトを提 供しています。 
  • さらに、メディア、ゲーミング、スポーツをはじめとするエンターテインメント企業は、利用者の獲得と 維持のためにメディアデータクラウドを活用してよりスマートにコンテンツやエクスペリエンスの決定を 行っています。 

関連コメント: 

Disney Advertising Sales のクライアントソリューションズ&アドレサブルイネーブルメント担当エグゼクテ ィブバイスプレジデント、Lisa Valentino 氏は次のように述べています。「Disney は膨大な数のブランド ポートフォリオを有しており、スケーラブルで価値の高いデータを活用することで、スポーツやエンターテインメ ント、ストリーミングにおける最高のブランドでの大規模な事業展開を実現しています。当社はお客様のニ ーズに応えるために、画期的な商品をいち早く市場に投入しようとしており、スノーフレイクのメディアデータ クラウドによって、自社のデータ資産と Audience Graph を活用した独自のインフラを柔軟に構築するこ とで、当社の戦略に合った革新的な製品を開発することができます。」 

スノーフレイクのメディア、エンターテインメント&広告業界担当グローバルヘッド、Bill Stratton(ビル・スト ラットン)は次のように述べています。「スノーフレイクのメディアデータクラウドは、広告エコシステムにおける 新たなイノベーションを促進します。Snowflake は独自の位置づけによって、透明性が高く安全な広告 機能を実現するために、プライバシー規制に準拠した方法でのデータ接続やコラボレーションを可能にしま す。当社のお客様やパートナーは、アイデンティティやターゲティング、測定のためにこうしたコラボレーション を実行することができるだけでなく、重要なプライバシーやガバナンスも維持することができます。今後は、デ ータアクセスが民主化され、シームレスなコラボレーションと最高水準のデータガバナンスを備えた企業がリ ーダーとなって、透明性と信頼性、パフォーマンスを基盤として構築される業界の未来へけん引していくこと になるでしょう。」  

関連情報: 

将来の見通しに関する記述について 

このプレスリリースには、明示または黙示を問わず、Snowflake が開発中もしくは販売中の製品、サービ ス、テクノロジー、およびそれらの製品やサービス等の提供商品とサードパーティ製品やサービスとの統合や 相互稼動性についての言及を含めて、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見 通しに関する記述は、さまざまなリスク、不確実性、前提に左右されます。これには、Snowflake が証券 取引委員会に提出した 2021 年 7 月 31 日を期末とする会計四半期に関する Forum 10-Q(四 半期レポート)内の「リスク要因」などのセグメントに記載されているリスク、不確実性、前提が含まれます。 

これらのリスク、不確実性、前提を考慮すると、将来の見通しに関する記述において予想または暗示され ている結果と比較して、実際には大きく異なる結果や反対の結果に至る可能性があります。 そのため、 将来の見通しに関するいかなる記述も、未来の出来事についての予測として利用してはなりません。 

Snowflake について 

Snowflake は、Snowflake のデータクラウドを用い、あらゆる組織が自らのデータを活用できるようにし ます。お客様には、データクラウドを利用してサイロ化されたデータを統合し、データを発見してセキュアに共 有し、多様な分析ワークロードを実行していただけます。データやユーザーがどこに存在するかに関係なく、 Snowflake は複数のクラウドと地域にまたがり単一のデータ体験を提供します。多くの業界から何千もの お客様(2021 年 7 月 31 日時点で、2021 年 Fortune 500 社のうちの 212 社を含む)が、 Snowflake データクラウドを自社のビジネスの向上のために活用しています。詳しくは snowflake.com をご覧ください。