NTT スマイルエナジー、IoT データ分析基盤に Snowflake を採用 即座にアクセスできる環境が経営層の意識改革に貢献
11月 19, 2021
2021 年 11 月 19 日
スノーフレイク
NTT スマイルエナジー、IoT データ分析基盤に Snowflake を採用 即座にアクセスできる環境が経営層の意識改革に貢献
データクラウドを提供するスノーフレイク（所在地：東京都渋谷区、社長執行役員：東條 英俊）は、 太陽光発電システムの遠隔監視サービスを展開する株式会社 NTT スマイルエナジー（所在地：大阪 府大阪市、代表取締役社長：武馬 雄一郎、以下 NTT スマイルエナジー）が、IoT データ分析の基 盤に Snowflake を採用したことをお知らせいたします。これにより NTT スマイルエナジーでは、専門知識 のないスタッフでも即座にデータウェアハウス（DWH）にアクセスできる環境が整い、経営層の意識改革 に貢献しました。
NTT スマイルエナジーでは 2011 年の設立以来、太陽光発電の遠隔監視サービス「エコめがね」に代表 される AI や IoT の制御技術を活用したサービスの提供を行ってきました。エコめがねで遠隔監視を行う 太陽光発電は全国で約８万基あり、発電設備の IoT センサーから発電状況などの膨大なデータを日々 収集しています。エコめがねのデータベースに格納される一部のデータ量は約 70 億レコードに上ります。一 方、データベースに格納できないデータは他社のデータレイクに蓄積してきましたが、活用できていませんで した。データベースに格納しているデータについても、分析には高負荷な SQL クエリの発行が必要であり、 商用系のデータベースへの影響が懸念されていました。さらにクエリ発行が可能なエンジニアも社内で数名 に限られ、組織構造的な課題がありました。
そこで NTT スマイルエナジーは、既存システムの親和性の高さと、専門的な知識が少なくてもデータ分析 ができる点から Snowflake を採用し、2021 年７月から本格運用を開始しました。それにより移行対 象データが 1/6 に圧縮、クエリ処理からデータ抽出までの速度も大幅に短縮することができました。また、 運用コストに関しても、当初想定より 1/3～1/4 に圧縮することができました。さらに、これまで数名のエン ジニアのデータ抽出に頼っていた部分が、データベースの専門知識のないスタッフでも即座に DWH にアク セスできる環境や BI ツール（tableau）を使ったビジュアル化されたデータを定期的に共有できるように なったことから、データ活用を進めたい同社経営層の意識改革にもつながりました。
こうした意識の変化により、NTT スマイルエナジーでは Snowflake の新サービスへの活用も視野に入れ ています。エコめがねのデータ分析では、発電効率の需要予測の向上が課題の１つでしたが、 Snowflake の利用を含めた大量のデータによる機械学習も今後検討しています。また、持続可能な開 発目標（SDGs）で掲げられている再生エネルギーの利用促進についても、同社の担当者は 「Snowflake による価値あるデータの活用、さらにはデータシェアリングの実現は、今後求められる持続可 能な社会においても大きな意味を持つ」と考えています。
＊スノーフレイクは今年、西日本地域のニーズの高まりを受け、「西日本営業部」を新設しました。スノー フレイクが日本国内に営業エリアを拡大するのは、2019 年 11 月の日本法人設立以降、初となります。
スノーフレイクについて：
Snowflake は、Snowflake のデータクラウドを用い、あらゆる組織が自らのデータを活用できるようにし ます。お客様には、データクラウドを利用してサイロ化されたデータを統合し、データを発見してセキュアに共 有し、多様な分析ワークロードを実行していただけます。データやユーザーがどこに存在するかに関係なく、 Snowflake は複数のクラウドと地域にまたがり単一のデータ体験を提供します。多くの業界から何千もの お客様（2021 年 7 月 31 日時点で、2021 年 Fortune 500 社のうちの 212 社を含む）が、 Snowflake データクラウドを自社のビジネスの向上のために活用しています。詳しくは snowflake.com をご覧ください。
<本件に関するお問い合わせ>
Snowflake株式会社
マーケティング本部 中島悠希 [email protected]
以上