
カスタマーストーリー
BlackRockとSnowflakeのパートナーシップにより、Aladdinで高度なインサイトを実現
SnowflakeはBlackRockの技術スタックの一部としてAladdin® Data Cloudの基盤となっており、一元化された単一のデータプラットフォームとして、顧客がスマートな投資決定を行うためのタイムリーなインサイトを提供しています。
1,160億以上Aladdinプラットフォームによって処理された総データポイント数
150万以上Aladdinプラットフォームでオンデマンドで利用可能なレポートの総数


業種
Financial Services所在地
New York, New York金融面での安心と豊かさを支える堅牢なインサイトとイノベーション
運用資産11兆ドル超を誇る大手資産運用会社BlackRockは、誰もが金融面での安心と豊かさを体験できるよう支援しています。同社のテクノロジープラットフォームであるAladdinは、投資管理プロセスを統合し、組織内で共通のデータ言語を提供することで、規模の拡大、インサイトの提供、ビジネス変革のサポートを可能にします。Aladdinのテクノロジーは、パブリック市場とプライベート市場の両方で複雑なデータ集約を可能にし、世界の主要金融機関150社以上の規模拡大とデータドリブンな意思決定を支援しています。
Snowflakeとのパートナーシップにより、顧客の意思決定に役立つ信頼性の高いデータをタイムリーに提供する能力がさらに強化されています。SnowflakeのAIデータクラウドは、Aladdin® Data Cloud(ADC)など、同社の主要な商用オファリングの中核となるコンポーネントの一つとなっています。Aladdinは、投資プロフェッショナルにスケーラブルな方法で複数のソースからのデータを統合し、イノベーションを加速する、Aladdinのマネージドサービスとしてのデータ(DaaS)プラットフォームです。
SnowflakeのAIデータクラウドをBlackRockの内部アーキテクチャの一部として使用することで、ファーストパーティデータとサードパーティデータの取り込み、保存、管理を一元化できます。BlackRockの専有プロセスから抽出した数百万件のアナリティクスはSnowflake内に保存され、組織内のレポート、ダッシュボード、アプリケーションを通じて配布されます。
「Snowflakeを使用して、私たちはビジネス全体でクラウドネイティブなデータプラットフォームへの変革を推進しています」
—Jeff Miller氏
このストーリーのハイライト
- 一元化されたデイリーインサイトを提供するエンタープライズデータとAIのプラットフォーム:SnowflakeのAIデータクラウドは、BlackRockが毎晩受信する数百万ものデータファイルから情報を一元化する、エンドツーエンドのパイプラインにとって極めて重要です。
- 計算派生データの管理:BlackRockの計算派生データをSnowflakeに保存することで、時系列アナリティクスの新たな機会がもたらされます。
- 投資ユースケースを合理化する、さらにモダンな方法:Powered by Snowflakeプログラムを活用したAladdin Data Cloudは、生データの受領や関連インフラストラクチャの管理を行うことなく、DaaSとしてデータを利用する利便性をもたらします。
ほぼ無制限の時系列アナリティクスと投資管理の強化をサポートするデータプラットフォーム
顧客が履歴分析のために膨大なデータへの関心を高めているなかで、BlackRockのような企業にはニアリアルタイムの情報へのアクセスが不可欠です。
BlackRockの以前のデータウェアハウスソリューションは、アナリティクスのための構造化アプローチを提供していましたが、顧客のデータニーズを大規模にサポートするために進化を続けるにつれて、より堅牢なデータストレージプラットフォームが必要でした。BlackRockのデータファクトリーおよびエンタープライズデータプラットフォーム担当グローバル責任者であるJeff Miller氏は、「私たちは、毎日、ほぼ無制限の時系列のリスクアナリティクスを計算、取り込み、記録するための、従来とは異なるスケールを持つリポジトリを必要としていました。当社の目標をサポートし、投資管理プロセスを強化するプラットフォームとして、Snowflakeを選択しました」とコメントしました。
BlackRockは、Snowflakeで合理化された単一のデータソースに移行してから、大規模データセットを必要とするユースケースをサポートするだけではなく、追加のデータをオンボーディングしています。この移行は、データエンジニアリングへの需要が高まるAIを活用した未来に向けて、BlackRockの準備をより強化することにもなりました。たとえば、BlackRock、Snowflake、その他の主要な業界パートナーは、Open Semantic Interchange(OSI)を主導するコミットメントを最近発表しました。これは、メタデータをシステム間で標準化するベンダーニュートラルな共通セマンティックモデルの導入を目指す新たなイニシアチブです。これにより、企業やチーム間でのデータ交換が合理化されるだけでなく、金融業界全体でのAI導入が加速します。
データ共有を簡素化してインサイトとプロダクトイノベーションを加速
Snowflakeは現在、BlackRockの内部インフラストラクチャにおいて重要な役割を果たしています。同社のエンタープライズデータプラットフォーム(EDP)は、インデックスプロバイダー、セキュリティリファレンスデータプロバイダー、その他の組織から毎晩受信する数百万のファイルからデータを一元化するエンドツーエンドのパイプラインです。これらのファイルは、すべての顧客向けのAladdinだけでなく、資産運用会社としてのBlackRockにも対応しています。BlackRockは、すべてのデータを一貫性のある単一のEDPに一度格納し、BlackRockのアナリティクスファクトリー、ローカルのAladdin環境、そして最終的にはAladdin Data Cloudに効率的に配布できます。
Snowflakeは、ストレージとコンピュートをほぼ瞬時に、かつほぼ無制限にスケーリング可能なため、BlackRockのリスクアナリティクスエンジンが毎日生成する数百万件のレコードを含む、BlackRockの計算派生データの論理リポジトリとなっています。BlackRockのテクニカルフェロー兼マネージングディレクターであるGraham Carle氏は、「Snowflakeのおかげで、膨大な量のデータを大規模に保存できるようになりました。Snowflakeプラットフォームは、クライアントのニーズに対応し、特定のユースケースに柔軟に対応できます。さらに、開発コストの追加を避けながら、頻繁なアップデートのリリースを可能にしています」と解説しました。
BlackRockはSnowflakeを活用することで、世界中の何千ものエンドユーザーがインサイトの統合と拡張のために利用している、Aladdinアプリケーション間でのデータ転送に伴うオーバーヘッドコストを削減できます。
データをプロダクトとして提供することで、情報に基づいた投資意思決定を実現
AladdinプラットフォームのABOR(会計基準データ)とIBOR(投資基準データ)を他のサードパーティデータセットと統合することで、レポート作成体験が向上しました。BlackRockのマネージングディレクターであるBernadette Rivosecchi氏は、次のように述べています。「ファイルを受け取るのではなく、今やクライアントは初日からそのまま使えるデータベースを手に入れるのです。データベースを開くだけで、投資ポジションやトレードが表示されます」
複数のパブリッククラウドにわたって単一のシームレスな体験を提供するSnowflakeの能力は、多様な顧客データ環境をサポートするというBlackRockのニーズと一致しています。このインフラストラクチャにより、BlackRockはAladdin Data Cloudを、任意のクラウドとリージョン内でフルマネージドのソリューションとして提供できるようになり、柔軟性と一貫性を確保しています。
また、Snowflakeのセキュアデータシェアリングと標準化データパイプラインの手法は、主要な金融データプロバイダーからセキュアかつ効率的にデータを取り込み、Aladdin Data Cloudをさらにエンリッチして顧客に価値をもたらすBlackRockの能力もサポートしています。「新しいデータをオンボーディングし、クライアントが利用できるようになるまでの時間が、以前よりも大幅に短縮しました。ストレージとコンピュートの共有と分離というSnowflakeのユニークな手法は、この価値の提供に貢献しています」と、Miller氏はコメントしました。
Aladdin Data Cloudからガバナンスが適用されたデータにセキュアにアクセスできるため、BlackRockの顧客はポートフォリオ管理、取引実行、投資運用、分析、リスク管理など、データドリブンな意思決定が可能になります。また、BlackRockがそのAladdinプラットフォームのガバナンスとメンテナンスを担当するため、クライアントはデータ運用や変換に集中することなく、アプリケーションの構築、ワークフローの自動化、投資インサイトの発見のために技術チームを解放できます。
AIテクノロジーから堅牢なデータエコシステムまで、未来への投資
投資プロフェッショナルによるデータへのアクセスを継続的に向上させることは、BlackRockにとって最優先事項です。より多くのすぐに使えるダッシュボード、データアプリケーション、およびその他のアナリティクスソリューションを提供することで、Aladdin Data Cloudの拡張と追加のユースケースのサポートが容易になります。リターン情報や収益予測などのサードパーティデータセットを統合することで、顧客は新たなインサイトを発見できます。
データプラットフォームは、運用ツールから戦略的優先事項へと移行し、AI活用が進む投資エコシステムにおいてインサイトとイノベーションを推進するうえで重要な役割を果たしています。BlackRockのAladdin Studioエンジニアリング担当責任者のDavid Woodhead氏は、Snowflakeによってこの移行がどのように実現したかを解説しました。「Snowflakeは、ポートフォリオを中心に、パブリック市場とプライベート市場のデータを統合し、全体のポートフォリオデータソリューションを提供するという当社の戦略において中心的な存在です。Snowflakeは、このビジョンを実現するための拡張性、インテリジェンス、および柔軟性を可能にし、さらにデータ共有を通じて、クライアントが当社のSnowflake環境を使用しているか、自社の環境を使用しているかにかかわらず、データプロダクトを直接、シームレスに提供できます」
BlackRockが、進化し続けるAI技術、すなわちデータ発見可能性の向上を通じて社内業務とクライアント体験をさらに変革しうるソリューションを追求する上で、Snowflakeとのこのパートナーシップは依然として極めて重要です。


