主権の課題への対応:SnowflakeがAWS European Sovereign Cloudと提携

欧州の組織は、厳しい主権要件を満たしながらデータとAIの変革的な力を活用するという、複雑な課題に直面しています。規制当局は、イノベーション能力を犠牲にすることなく、重要なデータを欧州の領域内に保持できるソリューションを求めています。
Amazon Web Services(AWS)は最近、2025年末までにドイツのブランデンブルクでAWS European Sovereign Cloudを開始することを発表しました。Snowflakeは、この画期的なイニシアチブの立ち上げパートナーとして、欧州のお客様が主権を維持しながらデータの可能性を最大活用できるように支援します。
欧州主権のための専用ソリューション
AWS European Sovereign Cloudは、以下を可能にする主権に特化して設計されたアーキテクチャを通じて、お客様のデータレジデンシーと制御に関する懸念に対処します。
他のAWSリージョンからの分離により、厳格なデータレジデンシー、運用自律性、レジリエンシー要件などを満たす欧州主権インフラストラクチャを実現
強力なデータ保護機能により、欧州の官公庁・公的機関や金融サービス・ヘルスケア業界の規制の厳しい顧客のニーズに対応
顧客がAWS上のデータを完全に制御し、データの保管場所、保存方法、アクセス権限を決定可能
欧州での運用を独立して行えるため、現地の担当者によるクラウドインフラストラクチャの運用が可能
SNOWFLAKEのAIデータクラウド:シンプルかつ主権に対応した設計
SnowflakeとAWSのパートナーシップによって以下が実現することで、組織や企業は主権要件を満たしながら、既存の製品、体験、サービスをイノベーションし、変革できるようになります。
ガバナンスの効いたデータファウンデーションによって、最初から主権要件に対応できるという自信によってAIの導入が加速する
欧州主権フレームワーク向けに構築されたインフラストラクチャを活用することで、組み込みの主権対応が合理化する
欧州で運用することにより、運用上のレジリエンスを維持する
主権要件の継続的な進化を見据えた、将来に対応したデータ戦略
今後の道筋
次世代のデータおよびAI戦略を検討している組織にとって、AWS European Sovereign Cloudは単なるインフラストラクチャの選択肢ではありません。これは、EUにおける主権のイノベーションの基盤となるものです。AWSのインフラストラクチャ機能とSnowflakeのAIデータクラウドを組み合わせることで、欧州のお客様は強固な主権とセキュリティを維持しながら、データ資産全体を活用できるようになります。
このコラボレーションは、主権対応に関する懸念からクラウドの導入に慎重な姿勢を示してきた組織にとって、特に画期的なものです。これからは、アナリティクス、データエンジニアリング、コラボレーション、AIなど、これまでグローバルにビジネスを変革してきたSnowflakeの包括的な機能を、企業は必要な特定の主権を適用して利用できるようになります。
将来の見通しに関する記述
このページには、Snowflakeが将来提供する製品に関する記述を含め、将来の見通しに関する記述が含まれていますが、これはいかなる製品の提供も約束するものではありません。実際の成果や提供物は異なる可能性があり、既知および未知のリスクおよび不確実性の影響を受けます。詳細については、最新の四半期報告書(10-Q)をご覧ください。