Snowflake、ISMAP認証を取得、活用を支える「信頼のクラウド」へ

クラウドが社会基盤となった現在、企業や組織がクラウドに求める価値は変化しています。スピードとスケーラビリティに加え、今や最も重要なのは「信頼性」です。
データは、企業の意思決定や社会インフラを支える基盤となっています。データの保存、共有、分析のためのプラットフォームとして、セキュリティと透明性を兼ね備えたクラウドは不可欠です。このクラウドへの信頼を可視化するためのステップとして、Snowflakeは情報システムセキュリティ管理評価プログラム(ISMAP)認証を正式に取得しました。現在の認証は、AWS東京リージョンとAWS大阪リージョン、Microsoft Azure東日本リージョンを対象としています。
これは単なる認証の取得ではありません。Snowflakeのミッションである、信頼性の高いSnowflake AIデータクラウドを通じてすべての組織がデータの価値を最大化できるようにすることを、より具体的な形でお客様に届けるための重要な節目です。
ISMAP:クラウドの信頼性に関する日本の共通基準
ISMAPは、日本政府が運営するクラウドサービスのセキュリティ評価プログラムです。このプログラムは、特定のセキュリティ基準を満たしているクラウドプロバイダーを評価して登録することで、政府機関がクラウドサービスをセキュアに利用できるようにするものです。
ISMAPは、以下の3つの観点からクラウドを厳しく評価しています。
ガバナンス体制の妥当性(情報管理方針、内部監査、リスク管理)
技術的セキュリティ(データ暗号化、アクセス制御、監査ログなど)
業務の透明性(インシデント対応体制、国内サポート、継続的改善プロセス)
この認証を取得することで、Snowflakeは日本政府から公的機関での利用に十分耐えうるセキュリティ基盤であると正式に評価されました。
SnowflakeのISMAP認証
Snowflakeは「セキュリティを考慮した設計」という哲学を大切にしています。つまり、セキュリティは後から追加するのではなく、アーキテクチャの中核に据えるべきなのです。ISMAP認証プロセスは、日本の市場基準に従ってこの哲学にコミットしていることを示しています。
官公庁・公的機関のための信頼できるデータファウンデーションの提供
SnowflakeのAIデータクラウドは、民間企業のデジタルトランスフォーメーションをサポートします。しかし、社会全体のデジタル化を進めるためには、公的機関や自治体、官民パートナーシップによるデータ活用も不可欠です。ISMAP認証により、Snowflakeは、日本の官公庁・公的機関においても導入しやすくなりました。行政データの分析、地域医療連携、災害対応データの統合など、公的データ活用を支える新たなステージに入りました。
日本企業がSnowflakeをセキュアに導入できる環境の構築
ISMAPは官公庁・公的機関向けの制度であると同時に、民間企業に対する高い信頼指標でもあります。特に金融、製造、ヘルスケアなど、厳格なガバナンス制御を必要とする業界では、ISMAP認証は、AIデータクラウド導入を検討する企業にとって重要な判断材料です。Snowflakeの認証により、お客様はSnowflake上で取り扱う重要データを、より安心して運用できます。クラウド活用に慎重な企業やパートナーには、ISMAPコンプライアンスが共通の信頼言語を提供します。
グローバルスタンダードの日本市場へのローカライズ
Snowflakeはすでに、ISO 27001、ISO 20017/18、ISO 42001、FedRAMP High、PCI-DSS 4.0、HITRUSTなどのセキュリティ認証を取得しており、SOC 1 Type llおよびSOC 2 Type II監査レポートも取得しています。 ISMAPへの登録完了は、私たちの世界最高水準のセキュリティ基盤が、日本の政府機関特有の規制や運用基準にすでに包括的に準拠していることを公的に証明するものです。当社にとって、このISMAPの登録は、単なる漸進的なコンプライアンス対策ではなく、当社のグローバルなセキュリティ専門知識が日本の公的基準を満たすだけではなく、それを上回っていることを示す重要な節目です。
ISMAP認証プロセス:日常的なセキュリティ文化を検証するための道筋
ISMAP認証の取得にあたっては、新たな制度をゼロから構築したわけではありません。
むしろ、Snowflakeの「セキュリティを考慮した設計」哲学を日本のISMAP基準に照らして検証するプロセスが必要でした。
Snowflakeでは、顧客データは保存中と転送中の両方で暗号化され、ロールベースのアクセス制御(RBAC)を通じて最小権限でアクセス制御を行っています。監査ログとクエリ履歴もお客様に利用可能です。
これらの方法はすでにISMAPの技術的要件を満たしているため、特別な技術的措置は不要でした。むしろ、こうした仕組みを日本の制度に従って定型化し、外部監査で検証する、という流れでした。
ISMAPの評価を通じて最終的に明らかになったのは、私たちのセキュリティシステムはグローバル基準と日本基準の両方との整合性が高いということです。
その結果、SnowflakeのAIデータクラウドは、世界と日本で同じ品質のセキュリティ機能を提供していることを、あらためて公的に証明できました。
新たな可能性
新しいISMAP認証により、Snowflakeはより幅広いお客様に信頼のおけるプラットフォームとして使用できるようになり、以下のメリットがもたらされます。
公的データと民間データのセキュアな統合:ISMAP認証を受けたSnowflakeは、公的データと民間データのセキュアな組み合わせと活用を可能にします。これにより、防災、地域医療、都市計画など、社会課題の解決に向けた官民パートナーシップがより現実的になります。
データガバナンスとアカウンタビリティの強化:ISMAPが求める厳格なログ管理とアクセス制御は、企業が独自のデータガバナンスポリシーを強化するための堅牢なサポートを提供します。誰がいつ、どのデータを使用したのかが明確になり、内部統制や監査対応の負担が軽減されます。
信頼に基づく新規事業の創出:官公庁・公的機関と民間企業の両方で高い信頼性を実証しているSnowflakeのデータクラウドは、業界横断的なデータ共有と新規事業の共創を促進します。その意味でも、ISMAP 認証は信頼の共通言語として機能します。企業や業界間のデータコラボレーションが進むにつれて、新たなインサイトが生まれ、新たな価値が生み出されます。私たちは、Snowflakeがその中心的役割を担えるよう取り組んでいます。
今後の見通し:認証は目標ではなく出発点
ISMAP認証の取得は、Snowflakeの最終目的ではありません。むしろ、信頼を維持し、継続的に高めるためのスタートラインです。セキュリティ要件と社会的期待は常に進化しています。
セキュリティ基準は、定期的な再評価と内部および外部監査を通じて継続的に維持および更新します。
さらに、生成AIやデータガバナンスの自動化などの新たな領域においても、ISMAPが培った基盤を活用し、セキュアなイノベーション環境を提供していきます。
結論:信頼の設計
ISMAP認証は、SnowflakeのAIデータクラウドが、安全性、透明性、継続的な改善を組み合わせたプラットフォームであることを実証するものです。しかし、私たちが真に目指すのは、認証そのものではありません。これは単なるマイルストーンであり、常にお客様の信頼を得ることが目標です。Snowflakeは今後も、データを通じて企業や社会の意思決定をサポートし、誰もがセキュアにデータを共有できる未来を共創していきます。信頼は、私たちにとってテクノロジー以上のものです。すべてのデータの価値を引き出すための前提条件であり、Snowflakeが最も重視する約束です。
参照用リンク:認証コンプライアンスhttps://docs.snowflake.com/ja/user-guide/intro-compliance


