SnowflakeとMicrosoft、データ活用によりすべてのエンタープライズユーザーにAI機能を提供

先週は控えめに言っても、多くの発表のあった多忙な週でした。Snowflake BUILDでは、お客様がAIをさらに活用する強力なデータファウンデーションを開発できるように、多くの新機能と機能拡張を発表しました。そして来週、サンフランシスコで開催されるMicrosoft Igniteでは、こうしたイノベーションがMicrosoftエコシステム内でどのように機能するかをご紹介します。以下に、Microsoft Azureのお客様向け新機能の概要を示します。
まずはデータの整理
データインフラストラクチャのモダナイゼーションは複雑ですが、辛い作業である必要はありません。SnowConvert AIは、より速く、予測可能で、より低コストな移行パスを提供し、信頼できるデータを開発者に迅速に提供できるようになりました。オンプレミスシステムからAzure上のSnowflakeにワークロードを移動する場合、AIを活用した新しいコード検証と修復(パブリックプレビュー中)は、変換されたコードのテストと修復を自動化してプロセスを加速するため、展開前に正確性と品質を確保できます。決定論的ロジックは正確性とデータセキュリティを大規模に提供します。また、AIエージェントは自動的にコンバージョンギャップを検証して解決することで、より迅速で信頼性の高い移行を実現し、クラウドへの移行を加速します。CarMaxは、複雑なオンプレミスシステムからAzure上のSnowflakeにわずか18か月で450以上のデータパイプライン、80テラバイトを超えるデータ、1,200以上のBIレポートを移行しました。このウェビナーでは、その成功事例をご紹介します。
コネクテッドデータの簡素化
組織は複雑で、多くの場合、複数のビジネスユニットやチームにまたがる複数のデータやAIツールが使用されています。組織内でMicrosoft OneLakeとSnowflakeの両方を使用している場合は、オープンデータレイクハウスを構築して、データを移動せずに統合できます。Apache Icebergを通じて、オープンな相互運用性が現実のものとなり、単一のデータコピーを複数のプラットフォーム間で利用し、目の前のタスクに最適なツールを選択できるようになります。これにより、データサイロが解消され、信頼できる包括的なデータドリブンなインサイトを得られます。
さらに、Microsoft Power Platformを使用してビジネスアプリを作成しているローコード開発者は、Snowflake内のデータで簡単にエンリッチできます。Microsoft Power Platformのデータストレージと管理レイヤーであるDataverseとSnowflakeの間のコネクタにより、Dynamics 365、Microsoft Power Platform、Snowflakeのデータを統合できるため、データコラボレーションが簡素化し、データドリブンなアプリケーションパフォーマンスが向上します。製造業界のグローバルリーダーであるSKFが、コネクタを実装することでデータ統合の運用上の複雑さを解消し、価値実現までの時間を短縮した事例をご紹介します。
MicrosoftプラットフォームからSnowflakeにデータを接続する必要がある場合は、SnowparkコンテナサービスによるSnowflake Openflowの展開オプションにより、MicrosoftプラットフォームからSnowflakeにデータをシームレスに取り込んで、アナリティクスのインサイトを得られます。DataverseとMicrosoft SharePointのOpenflowコネクタを活用するお客様は、パイプラインの合理化、データ提供の強化、インフラストラクチャ管理の負担の軽減というメリットを得られます。
あらゆる場所ですべてのユーザーにAIインサイトを提供
私たちのパートナーシップは、お客様が独自の条件で技術的な課題を解決できるように、統合された機能とサービスを提供することを根幹としています。AIも例外ではありません。今回の連携によて、統合されたデータ資産全体にわたって、お客様の任意のインターフェイスを使用して自然言語で問題を解決できるようになります。
Snowflake Intelligenceが一般提供されるようになったことで 、エンタープライズインテリジェンスエージェントによって真のデータドリブンな文化が醸成され、組織内のすべての従業員が働き方、コラボレーション、イノベーションを変革できるようになります。従業員は、Azure上で実行されるSnowflakeのセキュアでガバナンスの確保された境界内で、SnowflakeとMicrosoftの両方にわたる構造化データと非構造化データについて自然言語で複雑な質問をして、すべての事柄の背景にある理由を明らかにし、確信を持ったアクションを実行できます。
また、Snowflake Cortex Agentsアプリにより、Microsoft 365 CopilotとMicrosoft Teamsのユーザーは、日常の生産性アプリケーションから直接、Snowflake内のデータとチャットできます。Xerox Corporationは、Microsoft Teamsと統合したSnowflake Cortex Agentsアプリを使用して財務分析プロセスを改善しています。Snowflake Intelligence、Microsoft 365 Copilot、Microsoft Teamsのいずれにログインしていても、コードを1行も記述することなくデータをインサイトに変換できます。
また、技術的な専門家は、Microsoft Copilot Studioで構築されたカスタムエージェントにSnowflakeデータを統合して、構築と改良を実施できます。United States Cold Storageは、Microsoft Copilot StudioとSnowflake Cortex AIを使用して、エンタープライズユーザーが自然言語で顧客の質問に回答できる独自のソリューションを構築しています。
Microsoft Igniteのご案内
サンフランシスコに向かう場合は、ブース4031で弊社のチームを見つけてください。ここでは、新機能のデモを行います。直接のご参加が難しい場合は、オンラインで無料登録して弊社のデジタルコンテンツもご活用ください。
