注:本記事は(2021年12月21日)に公開された(Top Posts of 2021)を翻訳して公開したものです。

2021年も終わりに近づいた今、急速に成長した本ブログ「Inside the Data Cloud」で、今年非常に人気のあった記事をいくつか振り返ってみましょう。

ユーザーのためのSnowflakeの強化および柔軟性の向上

Snowflakeは年間を通じて、継続的に新機能を追加し、ユーザーによる新たなインサイトの取得をサポートしています。閲覧回数が非常に多かったブログ記事の多くは、Snowflakeのテクノロジーに関するものでした。その中でも、最も閲覧回数が多かったのが次の4つの記事です。

Snowparkへようこそ:データクラウドのための新しいデータプログラマビリティ

2021年6月、DataFrameスタイルプログラミングをScalaをはじめとする開発者が好んで使用するプログラミング言語に密接に統合したSnowparkが世界に紹介されました(現在は公開プレビュー中)。Snowparkを利用することで複雑なデータパイプラインの構築が容易になり、開発者はデータを移動することなく、直接Snowflakeとやり取りできるようになりました。

Snowflake、非構造化データへのサポート機能をパブリックプレビュー版で提供

動画や医療画像、あるいはコールセンターで録音された音声ファイルなど、インサイト提供の可能性がある膨大な非構造化データがこれまで使用されずに放置されていました。9月、私たちはこのようなデータを含め、あらゆるデータに対応する強力なアナリティクス機能を発表しました。

SnowflakeとAnacondaが提携、エンタープライズグレードのオープンソース、Pythonイノベーションをデータクラウドで実現

SnowflakeとAnacondaは、データサイエンティスト、データエンジニア、開発者による、拡大を続けるPythonコミュニティに、容易にアクセス可能なオープンソースのPythonパッケージを提供するため提携し、安全かつスケーラブルなデータパイプラインや機械学習ワークフローの構築をサポートしていきます。

世界のデータを1つに:Snowflake Summitからの声明

まだまだあります!人気の高かったこの記事では、多くのイノベーションや拡張機能を5つのカテゴリー(データプログラマビリティ、グローバルなデータガバナンス、プラットフォームの最適化、コネクテッド産業、Powered by Snowflake)に分け、手短にまとめています。より多くのデータから、より多くの価値が生まれ、より多くのビジネスインサイトを得ることができます。

企業の構築および成長に向けて

より多くの価値を生み出すことは、事業目標の達成に向けデータを活用するという、まさに最終目標です。閲覧者は(Snowflakeも含めた)企業の成長に焦点を当てた記事を好んで読んでくれます。

オープン系の賢い選択

当社の製品や会社自体の構築において、私たちは、顧客にとって最善なものは何かということを念頭に置いて判断しています。おそらく皆様も同じではないでしょうか。そのため、ときにはオープンソースやオープン標準を選択しがちですが、いつもそうとは限りません。2021年、最も閲覧回数の多かった上位3位に入るこの記事では、Snowflakeの共同創立者兼テクニカルリーダーが、メリット/デメリットの評価方法についてケースごとにインサイトを提供しています。

IPOとその先を目指し、会社をスケールアップする

Snowflakeは2020年9月に上場会社となりました。この記事では、当社CFOであり、以前にServiceNowのIPOにも携わったMike Scarpelliが、企業のスケールアップの成功について語っています。この関連で今年閲覧回数の多かった記事には、Snowflake CMOのDenise Perssonによる「1億ドルの収益向上をもたらすマーケティングの5つの柱」、やエンジニアリング部門SVPのGreg Czajkowskによるプロダクトエンジニアリングに関する「宇宙船『Snowflake』を支えるロケット」があります。

CFOが使用量ベースのビジネスモデルを推奨すべき理由

使用した分だけ料金を支払う。これが使用量ベースの価格設定であり、これ以上に筋の通った設定方法はないと言えるでしょう。CFOであるMike Scarpelliは、「シェルフウェア(購入しただけで使用していないソフトウェア)なんて有り得ない」と言っています。最高売上責任者であるChris Degnanも、顧客ひとりひとりの価値や成功の確立に向けて、この価格設定モデルがどれだけ有効であるかを示し、Scarpelliの意見に同意しています。

業界固有の課題の解決

「この業界でデータはどのように活用されていますか?」これは、私たちのチームが既存顧客や見込み客から最初に聞かれることが多い質問です。以下に、特定のバーティカル業界に属するパートナーや顧客に焦点を当てた、閲覧回数の多かった記事を5つまとめました。

SnowflakeデータクリーンルームとNBCUniversalとの連携により、クロスクラウドなデータコラボレーションの未来を実現

NBCUniversalによるNBCU Audience Insights Hubは、Powered by Snowflakeのクロスクラウドなデータクリーンルーム環境上に構築されており、個人を特定できる情報(PII)を移動や複製によりリスクにさらすことなく、NBCUniversalや広告における同社のエコシステムパートナーによるオーディエンスデータの共有を可能にしています。

BlackRockとSnowflakeが提携、投資管理業界におけるデータ価値を拡大

投資管理業界では、多数のシステムでデータがサイロ化されているため、大規模な分析が困難になっているケースが少なくありません。BlackRockによる新たなAladdin Data Cloud、Powered by Snowflakeを利用すると、企業によるAladdinポートフォリオデータと非Aladdinデータの統合が可能となり、より迅速な分析だけでなく、Aladdin Studioを使用したカスタマイズされたアプリケーションやダッシュボードの作成が実現します。組織は、ポートフォリオ管理、取引執行、投資業務、分析、リスク管理においてデータドリブンな意思決定のための単一のコントロールプレーンを得ることができます。

大手レストランのChipotleがSnowflakeを駆使してコロナ禍で情報に基づく意思決定を実現

2020年3月に、新型コロナ感染症の拡大が始まった際、Chipotleは、レストランの安全対策において、事後対応のアプローチではなく、お客様や従業員を守るための機械学習を活用した予防的なアプローチを選択したいと考えました。問題はモデルの構築ではなく、Chipotleの内部データセットと統合可能な、ニアリアルタイムの事例情報を含む信頼のおけるデータを保有することでした。

Capital Oneによるクラウド内データの活用

他の業界同様金融サービス業界においても、より広範かつよりパーソナライズされたサービスを提供することでサービス向上と顧客維持を達成するという目的のもと、大規模なデジタルトランスフォーメーションが進行しています。この目標の実現は、顧客データを賢く活用できるかどうかにかかっています。

コネクテッドヘルスケア:ペイシェントジャーニーに寄り添うデバイスとデータ

医療用相互接続デバイスと消費者向け製品の組み合わせに後押しされ、遠隔治療、在宅医療、および仮想臨床試験といった分野はすべて、ここ2~3年を見ただけでも大幅な進化を遂げています。IoMT(医療分野のIoT)と呼ばれるこのようなデバイスはすべて、医療機関に患者の健康状態や症状に関する非常に包括的なビューを提供し、より大規模なデータセットでの比較を可能にするため、結果としてより正確な診断や処置につながります。

善良に、楽しくデータを活用

データはビジネスを促進するものである一方、周囲の状況を理解するための重要な鍵でもあります。

クマ、コウモリ、蜂の保護

アースデイの記念に、新たなセンサーやデータが、生息地や種の喪失の特定や対策、またあらゆる種類の生物の保護においてどのように役立っているか、を取り上げました。

「数字で見る五輪パフォーマンス:より良く、より速く、より強く」

間違いなく、オリンピックは国際的な団結力を披露する大会です。また、時系列で人間のパフォーマンスを確認できる機会でもあります。素晴らしいアスリートがさらに速く、強くなっているのでしょうか。そしてその要因は何でしょうか。このインフォグラフィックでは、オリンピックにおける選りすぐりのデータとそこに隠されたストーリーを紹介しています。

最高のBBQの詳細

米国では、シンプルなホットドッグからじっくり焼き上げる本格スタイルまで、バーベキューが米国独立記念日の週末の伝統行事となっています。ホリデー気分を味わうために、また、「正しいバーベキューの在り方」という家族間のちょっとした話題作りのために、人気の選択肢を、野外料理のコツについてのデータを添えてご紹介します。