ここ数日、サミットのことばかり考えています。先週、夫がヒマラヤ遠征から帰ってきました。そこで彼はクンブ渓谷の上にそびえ立つ6,812メートル(22,349フィート)の氷の尖塔、アマ・ダブラムの山頂(サミット)に立ちました。およそ人間が登る高さとは思えない標高に彼が挑んでいるさなか、私は自身の遠征、Snowflake Summitへの準備を進めていました。

注:本記事は(2022年6月13日)に公開された(How Do You Plan to Scale the Next Data Summit?)を翻訳して公開したものです。

挑戦する内容はまったく違えど、どちらのサミットもコラボレーションを中心として展開します。夫は登山のパートナーと地元のホスピタリティに支えられていました。 

Snowflake Summitでは、データのコラボレーション方法についてデモンストレーションします。データコラボレーションの世界をテーマにしたSnowflakeイベントでは、データシェアリングの進化と、新しいデータサービスとアプリケーションの開発機会に焦点を当てます。 

実際、これはタイムリーなトピックです。Snowflakeは最近、5つの業界と8か国の1,000人のビジネスおよびテクノロジーの幹部にアンケートを依頼し、「現代のデータエコノミーで勝つ方法」を公開しました。このアンケートは、企業がデータを共有する機会にどのように取り組んでいるか、データ資産を十分に活用する際にどのような課題に直面しているかを調査することを目的としています。多くの人にとって、それを実現するためのジャーニーはヒマラヤの山頂と同じくらい困難なものです。

現代のデータエコノミーで勝つ方法 

勝つ方法の答えはもちろん、「データを使用してビジネス価値を生むこと」です。そのためのツールやスキルを持たない多くのリーダーたちにとって、それ自体が課題です。しかも、ゴールは思っているよりも先にあります。まるでハイキングしている時に頂上が見えたと思ったら、尾根の上にまだ高い山があった時のように。

社内でのビジネス価値の実現はもはや当然のことです。誰もが取り組みます。それで生き残ることはできるかもしれませんが、勝つためには不十分です。単に社内データを使用するだけでなく、社内プロセスに適用することが重要です。データコラボレーションの範囲をパートナーや顧客にまで拡大するのです。
米国の中規模銀行のCDOが以前、「自社のデータだけでは、社内のことしかわかりません。私たちは、業界のベンチマークや地域の傾向、私たちがどのような波に乗れるかを知りたいのです」と話していました。企業は、モデルの正確性とインサイトのインパクトを高めるための多様なソースからのデータを探し回っています

データエコノミーで成功する組織とは、データコラボレーションを取り入れる組織です。それらの組織では、組織内の部門間でデータを共有するだけでなく、外部ソースからのデータにもアクセスして共有できるようにしています。このデータは誰でも簡単にアクセスできる状態で、データを使用してほとんどの、またはすべての意思決定を行っています。このような組織が、現在のデータエコノミーリーダーであり、社内データを内部で使用するだけでなくコラボレーションを活用して自身のデータエコノミーを拡大することによって、ビジネス価値を提供するという使命を果たしています。

アンケートによると、データエコノミーリーダーの4分の3は、後れを取っている残りの3分の1と比較して、過去3年間でプラスの年間収益成長を報告しています。また、そのような企業では、現在のダイナミックなビジネス環境で成功するために不可欠な、利益率と運用の俊敏性の向上が多々見られます。しかし、最近のアンケート回答者のうち、データコラボレーションをサポートするために必要な人材、プロセス、テクノロジーを備えていると答えた真のリーダーはわずか6%でした。

回答者の大多数は、業績の予測や不正の特定などのビジネスユースケースの対処にデータを使用しています。しかし、ほとんどのユースケースにおいて、使用するデータの量と多様性を拡大していると報告したのは約半数にとどまっていました。

例外的な使用例は、リスクと不正の防止、カスタマージャーニーのパーソナライズですが、それでも、これらはまだ半分強にすぎません。

現状は、使用するデータの量と多様性をまだ十分に拡大できていない企業がほとんどです。

6月13~16日、是非ラスベガスにお越しください。組織全体と、そしてパートナーや顧客と、データを内外でコラボレーションすることによってデータエコノミーで成功するための方法を学びましょう。

Snowflake Summitにご参加ください