注:本記事は(2022年5月23日)に公開された(New Snowflake Features Released in April 2022)を翻訳して公開したものです。

4月、Snowflakeに新たな機能が追加されました。今回追加された中には、非構造化データを処理するためのSnowparkにおける拡張機能や、データ系列の可視性を高め、オブジェクト依存関係を追跡するためのネイティブなガバナンス機能が含まれています。さらに、引き続き利用可能な新しい地域も増え、Snowflakeデータマーケットプレイスにも新しいパートナーが加わりました。

データプログラマビリティ

Javaによる非構造化データのネイティブな処理がパブリックプレビューに

Snowflake内での保存やガバナンスに加え、Snowpark Java UDFやUDTFを使用することで、非構造化データをネイティブに処理できるようになりました。これにより、データクラウドの性能、容易性、拡張性が非構造化データの処理にまで拡張されます。この新しい機能の詳細はこちらをご覧ください。

グローバルガバナンス

データ系列の把握

アクセス履歴における書き込み操作が可視化されたことにより、外部ソースから取り込まれたデータであれ、Snowflake内のフローデータであれ、データ系列を把握できるようになりました。これにより、コンプライアンスチームは重要なデータソースをトラッキングし、コンプライアンス要求を遵守できるようになります。同時にデータチームは、可視化により取り扱っているデータをより深く理解し、信頼性を高めることができます。アクセス履歴機能の詳細はこちらをご覧ください。

依存関係とダウンストリームへの影響の特定

新しいアカウント使用状況ビューのOBJECT_DEPENDENCIESを利用することで、オブジェクト間の依存関係を特定できるようになりました。この情報により、オブジェクトを変更する際の潜在的なダウンストリームへの影響を事前に見極めることが可能となり、自信をもって変更を実施できるようになります。より詳細な情報はこちらをご覧ください

リソースモニター用通知オプションの拡張

リソースモニターは、Snowflakeにかかるコストの理解や管理において欠かせないツールです。この度、管理者以外のユーザーを最大5人までリソースモニターに追加し、通知を受け取ることができるようになりました。この新機能により組織における可視化が向上し、コスト割り当てが容易になります。リソースモニターのハンズオントレーニングはこちらから受講できます。このトレーニングでは、現在リソースモニターのない仮想ウェアハウスを検索できるサンプルコードも提供されます。

最短データ保持期間の設定

ある一定時間、データを保有する必要があるというケース向けに、この度、Permanentテーブル内のデータを保持する最短期間を設定できるようになりました。この設定は、アカウントレベルのアカウント管理者により実行され、アカウント内にあるすべてのPermanentテーブルに対して最短データ保持期間を有効にすることができます。詳しくはこちら

グローバルな拡張

新たなサポート対象リージョン:Azure米国中南部(テキサス) 

Snowflakeのサポート対象リージョンに、新たにAzureの米国中南部(テキサス)リージョンが加わりました。今回の拡張により、Snowflakeはいまや、3つのクラウドプラットフォーム(AWS、GCP、Azure)を介し、米国政府規制に準拠した3つのリージョンを含む30以上のグローバルリージョンに対応しています。サポート対象リージョン一覧はこちらをご覧ください。

Snowflakeデータマーケットプレイス

Snowflakeカスタマーは、Snowflakeデータマーケットプレイスを利用して、240社以上のサードパーティデータプロバイダーやデータサービスプロバイダー(2022年1月31日付)が提供する、1,100件以上のクエリ対応ライブデータセットにアクセスできるだけでなく、Snowflakeデータクラウド内で自社製品のマーケティングを行うこともできます。詳しくは、Snowflakeデータマーケットプレイスをご覧ください。

最近追加されたSnowflakeデータマーケットプレイスプロバイダー

マーケティングプラットフォーム向け顧客データのアクティブ化
Flywheel

Flywheelのファーストパーティデータプラットフォームは、Snowflakeから直接すべての顧客データをアクティブ化できる最速のプラットフォームです。顧客プロフィール全体に基づいた迅速なカスタマーセグメントの作成、お気に入りのあらゆるマーケティングツールやプラットフォームとの連携、任意のメトリックでのインパクト測定、これらすべてをSnowflake内で実現できます。詳しくはこちらをご覧ください。

ヘルス&ライフサイエンス
Veradigm

2018年11月に設立されたVeradigmは、健康関連のインフォメーションテクノロジー、アナリティクス、介入ソリューションを提供する会社です。複雑なヘルスケアシステムを次世代テクノロジーやソリューションを活用し簡素化することで、診療現場から日常生活への医療の変革に尽力しています。

当社は、匿名化された外来患者記録の最大規模のソースを利用できるため、クラス最高のアナリティクスにより得たデータを医療現場テクノロジーソリューションと統合し、独自のポートフォリオであるデータドリブンで実行可能なインサイトを提供することで、ヘルスケアの質、効率性、価値の向上に努めています。当社のソリューションは、バイオ医薬品、健康保険、ヘルスケアのプロバイダー、ヘルステクノロジーパートナー、そして何よりも、彼らがサービスを提供する患者をサポートしています。詳しくはこちらをご覧ください。

金融
MakerDAO

Data Insights Core Unitは、Multi-Collateral DAIプロトコルのあらゆる側面に関する詳細なデータセットを提供するMakerDAOのチームです。詳しくはこちらをご覧ください。

Insig AI

Insigは、将来を見据えたAIやESGデータソリューションを介し、金融機関による持続可能な投資エッジをサポートしています。詳しくはこちらをご覧ください。

FiscalNote

FiscalNote AI Solutionsが掲げる使命は、顧客による、分析された情報に基づく最良の判断をサポートすることです。当社は、顧客のデータサイエンティストやアナリストがより迅速に新たな世界を形成できるよう、非構造化データのグローバルフローを獲得し、コンピューター上で使用可能な体系的な知見に落とし込むことで、この使命を果たしています。詳しくはこちらをご覧ください。

ローカル
Insight Lab

Insight Lab, Inc.は、データを取り扱うエンジニアのスペシャリストグループです。当社は、データを整理しデータ分析用に準備することでデジタルトランスフォーメーションをサポートするデータソリューションプラットフォーム、TERASUを提供しています。さらに、TERASUはデータ可視化を実現し、AI、IoT、RPAの導入もサポートしています。詳しくはこちらをご覧ください。

Resilinc

当社は、世界をリードする、エンドツーエンドサプライチェーンの可視化ソリューションプロバイダーです。レジリエントなサプライチェーンの構築をサポートしています。詳しくはこちらをご覧ください。

アイデンティティ
TrueData

TrueDataは、ID解決業界をリードする独立系企業であり、人々や家庭をデジタルデバイスとつなぐオムニチャネルIDグラフを構築しています。当社顧客は、データの接続、セグメントのターゲティング、顧客のプロファイリング、結果の測定を容易に実行することができます。詳しくはこちらをご覧ください。

マーケティング
SecurityScorecard

組織によるサイバーセキュリティリスクの理解、改善や、リスクについて経営陣、従業員、ベンダーらとコミュニケーションをとる方法を改革することで、世界をより安全にすることが当社の使命です。詳しくはこちらをご覧ください。

Clarifai 

Clarifaiは、コンピュータービジョン、自然言語処理、自動音声認識のための、世界をリードするディープラーニングAIプラットフォームです。当社は、企業や民間事業体による、画像、動画、テキスト、音声といった非構造化データの構造化データへの変換をサポートしています。そのため、人が行うよりも作業が大幅に高速化され、より正確な結果が得られます。詳しくはこちらをご覧ください。

人口統計
Dataplace.ai

当社は、企業による、顧客がオフライン世界のどこに存在しているのかの把握をサポートしています。カスタマーによる旅行のマッピング、新店舗のロケーション特定、オフライン-オンラインコミュニケーションの促進、販売見込み高のPOS特定など、オフライン世界における日常的なビジネス判断を容易にします。詳しくはこちらをご覧ください。

地理空間
Melissa

当社は、充実したセールスリード、メーリングリスト、データアペンド、データハイジーン、メーリングソフトウェア、メールマーケティングやダイレクトメールキャンペーン用サポートを提供することで、ダイレクトマーケティングの成功をサポートしています。詳しくはこちらをご覧ください。

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将来の見通しに関する記述について

本記事には、明示または黙示を問わず、(i)Snowflakeの事業戦略、(ii)開発中や一般公開されていないものも含めたSnowflakeが提供する製品、サービス、テクノロジー、(iii)市場の成長、トレンド、競争に関する考慮事項、(iv)サードパーティプラットフォームと連携したまた同プラットフォーム上でのSnowflake製品の統合、相互運用性、および可用性、についての言及など、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、さまざまなリスク、不確実性、前提に左右されます。これには、Snowflakeが証券取引委員会に提出するForm 10-Q(四半期レポート)およびForm 10-K(年次報告書)内の「リスク要因」などのセグメントに記載されているリスク、不確実性、前提が含まれます。これらのリスク、不確実性、前提を考慮すると、将来の見通しに関する記述において予想または暗示されている結果と比較して、実際には大きく異なる結果や反対の結果に至る可能性があります。そのため、将来の見通しに関するいかなる記述も、未来の出来事についての予測として利用するべきではありません。

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