注:本記事は(2022年4月19日)に公開された(Dissecting the Data Cloud: A Conversation with Snowflake Co-Founder Benoit Dageville)を翻訳して公開したものです。

ポッドキャスト「Rise of the Data Cloud」の最新エピソードでは、ホストであるSteve HammとSnowflakeの共同創業者兼プロダクト担当プレジデントであるBenoit Dagevilleが、データクラウドについて語りつくします。最新のデータスタック、データアプリケーション開発、単一のコラボレーションハブの重要性、さまざまな業界におけるデータニーズなどのトピックが含まれています。

Dagevilleは、Snowflakeのビジョンとは、グローバルなデータネットワーク、つまり、組織が構造化や非構造化にかかわらずあらゆる種類の内部/外部データにアクセス、共有することのできる「データのワールドワイドウェブ」の構築だ、と語っています。これは最新のデータスタックにより実現可能です。Dagevilleによると、最新のデータスタックには多数の重要機能があるとのことです。まず、クラウドベースかつスケーラブルでコンピュートやストレージリソースに無制限にアクセスできる必要があります。また、世界中のどこに組織が存在したとしてもデータシェアリングが容易でなければなりません。また、高度なセキュリティやガバナンス機能を備え、セルフマネージドで実行できる必要があります。最新のデータスタックにおける重要な要素とは、データの活用ツールを開発する多彩なパートナーエコシステムのために「オープンかつコラボレーション可能」であることです。さまざまなクラウドプロバイダー間で利用できなければなりません。最後に、複数のプログラミング言語によるアプリケーション開発に対応している必要があります。

Dagevilleはポッドキャストで、Snowflakeがいかにして強力なアプリケーション開発環境として成長を遂げたかについて語っています。Snowflakeのプラットフォームを利用することで、デベロッパーは保守管理に手間をかけることなく革新的なデータアプリケーションを開発することができます。Powered by SnowflakeプログラムではSnowflake上でデータアプリケーション開発を行う企業をサポートしています。Snowparkライブラリを利用することで、アプリケーションコードが実行されるシステムにデータを移行することなく、Snowflake内でデータを処理してくれるアプリケーションを構築することが可能です。Dagevilleは、将来的にはあらゆるアプリケーションがデータクラウド内で実行できるように目指している、と語っています。

Dagevilleはまた、ユーザーがデータにシームレスにアクセス可能な単一のデータコラボレーションハブとしてのSnowflakeの重要性も強調しています。複雑に絡み合うワークロードを実行可能な単一のプラットフォームは、異なるシステムを理解し接続する複雑さを低減してくれます。ツール間でデータを移動させる非効率性も削減されます。また、システム間でデータをコピー、移動する際のセキュリティリスクも緩和されます。

さらにHammとDagevilleは、ツールやSnowflakeデータマーケットプレイス内のデータセットの開発において、特定の業界におけるニーズにSnowflakeがどのように注力しているかについても語っています。Dagevilleは、「金融サービス、メディア、ヘルスケアとライフサイエンス、小売といった異なる業界を考えるとき、それぞれの業界が非常に異なる方法でデータを使用していて、必要とするデータセットも異なっている」と語っています。Snowflakeでは、それぞれの業界が抱えるデータ関連の問題を解消し企業に価値をもたらす、業界に特化したソフトウェアやデータセットの構築に努めています。

今後について、Dagevilleは、Snowflakeが顧客の最新の需要に対応するべく引き続き自己改革に取り組んでいくとし、今後の展開に期待を寄せていると語りました。Dagevilleが語るこの先数年のデータクラウドの進化など、フルインタビューはこちらからお聞きいただけます。

将来の見通しに関する記述について

本記事およびポッドキャストには、明示または黙示を問わず、(i)Snowflakeの事業戦略、(ii)開発中のものも含めたSnowflakeが提供する製品、サービス、テクノロジー、(iii)市場の成長、トレンド、競争に関する考慮事項、(iv)サードパーティプラットフォームと連携したまた同プラットフォーム上でのSnowflake製品の統合、相互運用性、および可用性、についての言及など、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、さまざまなリスク、不確実性、前提に左右されます。これには、Snowflakeが証券取引委員会に提出するForm 10-Q(四半期レポート)およびForm 10-K(年次報告書)内の「リスク要因」などのセグメントに記載されているリスク、不確実性、前提が含まれます。これらのリスク、不確実性、前提を考慮すると、将来の見通しに関する記述において予想または暗示されている結果と比較して、実際には大きく異なる結果や反対の結果に至る可能性があります。そのため、将来の見通しに関するいかなる記述も、未来の出来事についての予測として利用するべきではありません。

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