注:本記事は(2022年2月1日)に公開された(SnowPro Certifications: A Behind-the-Scenes Look at Our Exam Development)を翻訳して公開したものです。

これまでに認定資格試験を受けたことがありますか?そのときに、試験はどのように作成されたのか、誰が問題を書いたのか、採点は誰がするのか、内容を決定したのは誰か、疑問に思ったことはありませんか?有効かつ信頼のおける、公正な認定資格試験は、国際的な心理測定ガイドラインおよび魅力的な周期的プロセスに従っています。

すべては、業界において明確なスキルセットを備え、能力を示すことのできる認定を受けた人材の需要が高まったことから始まりました。求められるスキルセットを特定するために、業界で働く、知識が豊富な多様な専門家を集めました。このような人材を認定資格における対象分野の専門家(SME)として迎え、以下のステップへと進みました。

ステップ 1 – ジョブタスクの分析:ジョブロールのあらゆる側面について、SMEによる見解の提供:ターゲットオーディエンスは誰か、ターゲットオーディエンスが慣れ親しんでいるツールや環境は何か、ロールの範囲内/範囲外とすべきものは何か、さらに最も重要な点として、どのような知識、スキル、技量によって能力を測るのか。この結果が試験の骨子となりました。

ステップ 2 – 問題の作成:SMEは素晴らしい問題を作成するために研修を受けています。研修においてSMEは、ベストプラクティスに沿ったサンプル問題だけでなくベストプラクティスに合致しないサンプル問題のレビューを実施します。SMEが問題作成ガイドラインに納得すれば、個別に問題作成の課題が与えられます。SMEは、作成した個々の問題について、妥当性を証明するための論理的根拠および資料を提出する必要があります。

ステップ 3 – 問題のレビューおよび承認:作成された問題は、より大人数のSMEグループによってレビューされ、承認を受けます。レビューを行うグループは、受験者の状況をシミュレーションするために、最初は解答を見ずにそれぞれの問題を確認し、修正が必要な場合は問題を差し戻します。個々の問題が実際の試験において採点対象となる前に、SMEグループによる承認を受け、試験で使用して統計データを収集する必要があります。

ステップ 4 – ベータ試験:ベータ版によりSnowflakeは実際の成績表発行前に、各問題が当社の統計的しきい値に適合しているかを確認するための予備試験を実施できるようになります。Snowflakeベータ試験は実際の試験より長く、受験者は成績表発行前にフィードバックを提供することができます。

ステップ 5 – 基準設定:本試験の合格点は、ベータ試験の統計的分析およびSMEグループからの意見に基づいて設定されます。グループは、「最小限の資格を有した業務従事者のうち、何人がこの問題の解答を知っていると思うか」といった質問に対する意見を求められます。これに対する解答が合格最低点の設定につながる問題の難易度を決定します。

ステップ 6 – 本試験:ベータ試験のプロセスを経て、合格最低点が選択された問題は、本試験に採用され、要求に応じて成績表が発行されます。毎回の試験実施において、Snowflakeは新たな試験内容を少し挿入し、継続的な統計値収集を行っています。これにより、試験形式の改訂や問題の更新を実行し、統計的しきい値が常に合致しているかを確認することができます。

ステップ 7 – 内容の改訂:前述のサイクルを継続していく中、Snowflakeの最新機能やサービスを反映した新たな問題が作成されるため、毎年、試験概要の見直しを行い、設定されたスキルが妥当であり、合格基準が業界において適切であるかどうかを確認します。テクノロジーは常に変化しているため、試験概要、問題、合格基準も継続的に見直し、意図に合致したものであることを確認する必要があります。

認定資格試験とは、固定されたものではありません。実績や受験者によるフィードバックや技術的な正確性を常にモニタリングし、必要に応じて頻繁に更新されるものです。素晴らしい認定資格試験とは、受験者に、測定可能な、正当化できる、有意義な方法で彼らの能力をすべてのステークホルダーに示す機会を与えるものです。

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